毎日強烈に暑い日々が続き、頭脳の働きも手間の掛る作業(慎重作業)も停止したままの状態です。本日は、KATO製の一般形103系について、お手軽な薀蓄を。

1.先日作った一般形座席パーツを
103系実車の登場当時の床板が確か灰色のリノリュームだったので、模型でも灰色系の材料で表現されているのだと思います。

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先日、白色のプラ板・プラ材で作った座席パーツ(→こちら)を製品に合わせて、GMスプレーでねずみ色1号に塗装してみました。良い感じです。(自画自賛)


2.一般形103系のウエイトも
これも1個不足していたので、手持ちの真鍮板から切り出して作りました。製品を計測すると、外寸が14.8mm×61.5mm×0.8mmで、床板の固定爪の逃げが端から6mmの箇所に幅5mmで深さ0.5mm程度の切り込み(凹部)が4箇所あります。鉄製で重さは約6gです。鉄の比重が約7.9、黄銅(成分により異なるが6/4の場合)が約8.4なので、真鍮板でも近似・代用OKと。
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手持ちの真鍮板は厚さ1.0mmのみしかなく、取敢えず切り出し凹部を少し広目に形成してから重さを測ると約8gありました。手前側が真鍮板製の加工品、奥側が鉄板製の製品です。

 

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古い真鍮板で表面の汚れが酷かったので、両面をタミヤのフィニィシングペーパー(プラスチック・金属用)の400番で磨き、厚さ0.9mmまで削ると、重さは約7gに。誤差の範囲内ゆえ、これで良しと取り付け完了。従って、製品と同じ厚さの0.8mmの真鍮板で作れば、8g×厚さが80%で製品と同じ6g台になる筈です。磨いたのでピカピカ、黄金の板のようです。

 


3.そして神戸・・・♪♪♪
過日、所用で神戸に行った際、中古店で見つけた掘出物です。

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一般形スカイブルーのクハ103とモハ102です。値札は何れも税込300円で、セール期間中で更に10%引きになりました。 実はジャンク品です!

 

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何れも屋根上にJR西日本の分散形クーラーWAU102を各々3基取り付けた接着剤跡が残っています。手前のクハは接着剤が広範囲に広がり、かなり酷い状態です。

 

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Hゴムと客扉の合わせゴムが黒色に着色され、車体の所々に黒色が飛び火(はみ出して付着)しています。床下機器も艶なしのピカピカ黒色や銀色で、全てが筆塗りされています。台車側面もピカピカです。

 

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クハの台車は純正ですが車輪が全体を灰色に塗られた中空軸を装着、モハの台車は車輪ともGM製です。クハの先端部には、スカートを取付けていたと思われる接着材跡が残っています。


こんな状態ですので整備が必要。工場の入場待機線に入りましたがずっと昼寝中です。(暑さで手付かず)

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