自分ヴィンテージ | カラーセラピー&カルトナージュ ゆるラボ **fuwari** 乙女研究所
またまたメンテナンスハサミ

もう10年以上前に買ったコットンツイードコート。

ブレードが取れてしまってブヨブヨして、
ボタンがグラグラしていたのでチクチク修理あせる
{56773E2D-9536-4252-8BAC-78661551CB60}

年季の入った10年戦士のお気に入りコート。


まさかこんなに長く愛用するなんて思ってなかった。


こうやって大切なものを手入れして使うこと。

それが私のささやかな幸せ。


丁寧に生きている。


そんな感じがする。


最初見たときは黒いコートなんてなんかな・・・と思ったけど、

形がすごく気に入ったので黒しかなかったから仕方なく買った。


これを着た私を初めて見た当時のダーリンは言った。


「10年先のあなたが見える」って。


なんかすごくクサイ台詞だなぁと思った。


だけど、すごく素敵だと言ってくれた。


10年先、とても品があって素敵な女性でいる私が見えるって。


それっておばさんくさいってこと?


当時の私は複雑な気持ちだった。


そんな言葉をほんとに10年後に思い出すなんて。


そんな褒め方をする彼は粋な人だったのかも。


今の私・・・素敵な女性なんだろうか、どうだかな?(笑)


それは今、自分を問う言葉になった。


いろんな思い出と愛着とともに、

自分が作り出す自分ヴィンテージ。


古着屋にも売っていない自分ヴィンテージは

ほんのちょっとの自信をくれる。


本当に気に入ったものと必要なものだけ。


10年先、そんな風に洗練されたいな。


ファッションも、人生も。