皆さまこんにちは、こんばんは。


当ブログの記事をお読み頂きありがとうございます。


今回は歩道の12回目です。


前回の記事はこちらです。



武術系雑誌「秘伝」に「歩きで鍛える"歩道"」入門の特集が毎月掲載されています。


月刊 秘伝 2021年 12月号では、


12回 呼吸法モーションとリード軸

をテーマに、


呼吸法モーション



呼吸法モーション(総合呼吸法という体系の中の『運動制御呼吸法』)を歩きの中で使う


意識には三層構造ある


①顕在意識

②潜在意識

③無意識



最重要の身体意識を再考



『身体意識』は、身体をベースに成立する潜在下の意識


(顕在意識にかすかに上ることもあるが、基本的には顕在意識に上ってこない)


身体意識の中で最重要のファクターは、軸・センター



重力と重心線



★軸が最重要である理由は、地球上に存在するあらゆる物体には、地球の中心に向かって重力が働き続けているから


基底面(両足の外側を結んだ輪郭の内側の面)から重心線が外れると身体が傾く


人間は理由を考える間もなく、脳の潜在的な働きの中で倒れないように足を送らせたり、手をつこうとする


この重心線に沿って成立する意識がセンター・軸・正中線



潜在意識下の世界



メッシやロナウド、ジダンのようなきわめて効率的に便利で高度な身体運動を目指す=


潜在意識下の意識もより正確に強靭に、応用力のあるものとして発展する必要がある



呼吸意識を感じる



センター・軸・正中線に匹敵するほど、とてつもなく重要な意識が「呼吸意識」


「実体呼吸」=酸素と二酸化炭素のガス交換、物体としての人間が行なっている呼吸運動


「呼吸意識」=実体呼吸の運動に伴って形成される身体意識



吸引で歩く



「軸吸引法」=美しいシルバーのセンターで、前方にある空気を吸うように歩く


(何かの力に吸い寄せられるように、速やかに歩ける)



呼射で歩く


「軸呼射法」=後ろの空間に向かって軸から息を吐くつもりで歩く


(ジェットエンジンが噴射するように、気持ちよく前に進める)


サッカーゆるトレーナー大久保貴弘先生の軸吸引法・軸呼射法の写真掲載



リード軸の高度化



軸吸引と軸呼射はリード軸を強化する



など盛り沢山に書かれています。



実際に軸吸引法・軸呼射法で歩いてみると、


軸吸引法では、前の空間が吸い寄せられるような感じがして、前方から歩いてくる方との距離感も掴みやすくなる感じがしました。


軸呼射法では、後ろに向かって空間が流れていき、どんどん前に前進していく感じがしました。


サッカーの実践で呼吸意識を使うことが出来れば、


軸吸引法で相手やボールを引き付けて、軸呼射法で一気にドリブルで突破したり、応用することが出来るのではないかと感じました。



ジダン選手の凄まじいほどのボールキープ力、吸い付くようなボールタッチ、圧倒的な突破力の原因が、


全身がゆるゆるにゆるんで水のようになり、最重要の身体意識である軸・センターが圧倒的に、正確・強靭に形成されて、


実体呼吸も凄まじく高度に行われて、その上でモーションなどの呼吸意識が使われていたことにあると強く感じました。



サッカーゆるトレーナーの大久保貴弘先生の軸吸引法・軸呼射法の写真を見ますと、違いが一目瞭然で、


軸吸引法では軸・センターを中心に前方の空間が吸い込まれているように感じ、


軸呼射法では、まさにジェットエンジンが噴射しているようにダイナミックに前方に歩かれている事が良く分かります。


これほど呼吸意識が変化する事によって、実際の歩きの質が格段に変わり、プレーの幅も凄まじく広がっていくことが良く分かりました。



以前、大久保先生にご指導を頂き、1:1やドリブルの動きを見させて頂きましたが、


相手を自分に限りなく引きつけて、一気に相手の背後を取ったり、反対に、相手を吹き飛ばすほど凄まじい前方力や重みで突破されたり、


呼吸意識によって全く身体運動・プレーの質が変わることを強く感じました。


ぜひ皆さまも秘伝をお読み頂き、呼吸法モーション、歩道、球軸トレーニングを取り入れて頂けると良いと思います。



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