こちらの記事は前回の記事の続きです。


半ば鬱状態になった自分は、コーチや監督、先生と相談し、2年生の冬に地元に帰り、2か月程引きこもり状態になりました。


一日中布団に包まり、起きられない自分を見た父から、


「このまま逃げたままではダメだと思うよ。いつでも帰ってきて良いからもう一度静岡に行きな。」


と言われて、もう一度静岡に行く決心が付き、復帰する事が出来ました。


ちょうど3年生になるタイミングでした。


そして、「選手権に出ること」「レギュラーになること」「応援してくれる人に応えたい」など結果を求めるのではなく、ダメでも良いからサッカーを心から楽しもうという原点に立ち返ることが出来ました。


それに加えて手元にあった、高岡英夫先生が執筆された「サッカー世界一になりたい人だけが読む本」「ワールドクラスになるためのサッカートレーニング」に書いてあるトレーニングを寮の部屋、ベッドの上で行い、身体を追い込むトレーニングを減らし、身体をゆるめ柔らかくするトレーニングを始めました。


すると2週間程で効果が出始めて、CチームからBチームに昇格し、厳しい状況の中で、それまでで1番心からサッカーを楽しむ事が出来ました。


自主的にゆるトレーニングを続けながら県リーグを戦い経験を積んで行きました。


疲れを溜め続けていた自分の身体から、少しずつ疲労が抜けていき、動きやすくなっていく実感がありました。


ゆるトレーニングをやった後の練習が凄く調子が良いと感じていました。


身体がゆるんで行くことによって、それまで環境や周りを恨んでいた気持ちや自分を傷つけるようなストイック過ぎる気持ちが和らいていくのを感じました。


仲間との関係も良くなり、試合中、試合外も含めてコミュニケーションを多く取れるようになったと感じました。


また、ゆるトレーニングにより足首の怪我が回復し、怪我に対する恐怖心が無くなり、ダイナミックに動けるようになりました。


ある意味、自分にとってゆるトレーニングが"お守り"のような存在になっていました。



その後、選手権に向けてのメンバー選考でAチームのベンチメンバーとBチームで紅白戦を行いました。


バチバチの喧嘩のような試合でしたが、そこでBチームのメンバーが活躍をし、何人もの選手がAチームに入りました。


そして、その中に自分も入ることが出来ました。


選手権に出場することは出来ませんでしたが、Aチームのメンバーとして、その高校のサッカー部のメンバーとして選手権を戦い、高校サッカー人生を終えることが出来て、本当に幸せを感じました。


ずっと引きこもってしまって、ゆるトレーニングをしていなかったら感じることが出来なかった事だと思います。



その時に気が付いたことは、


量を積み重ねても上達をするとは限らない事


寮生活は本当に過酷である事


寮生活をする前の段階で相当な寂しさがある事


そんな過酷な状況や周りの環境のせいにして恨んでしまったことによって病気や怪我をし、自分自身がパフォーマンスを落としていた事


自分自身を過信していた事


友人や親の期待を考えるのではなく、自分の喜びや幸せを感じること、健康であることが結果その人達に喜んで頂ける事


ゆるトレーニングは寮生活などのプライベートが無い厳しい環境でも、寝るスペースさえあればそこで自分自身を変えることができ、ストレスを解消し、体調を整え、パフォーマンスを上げることが出来る事



環境を変えようとするのではなく、自分を変えることが重要である事を高校時代の寮生活から学び、身を持ってゆるトレーニングの凄さを実感しました。


そして、自分を変える為の方法、原因こそ「サッカーゆるトレーニング」「サッカー球軸トレーニング」なのだと思いました。


その経験があったからこそ、現在、サッカーゆるトレーナーの大久保貴弘先生に出会わせて頂き、専門的な運動科学のトレーニングをご指導頂いている事、サッカーの上達を目指してトレーニングを積み重ねられる事が何よりも幸せであると感じています。



寮生活をご検討されている方や、寮生活をしている方、また寮生活とは異なる環境だと思いますが海外に挑戦をされる方、されている方、サポートをされている親御様に、


「サッカーゆるトレーニング」「サッカー球軸トレーニング」が最高最大の自分の味方になり、コンディションを高め、パフォーマンスアップし、自分自身を変えて、結果的に周りの環境や状況を変えていく程の力を持つトレーニングだと思いますので、ぜひやって頂けると良いと思います。



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