皆さまこんにちは、こんばんは。


この記事は、高校時代の

「寮生活とゆるトレーニングの経験」

についての内容です。


個人の感想ですので、ご了承の上記事をお読み頂けると幸いです。



自分は、埼玉から静岡の高校へサッカー留学しました。


小学生の時の友人の実家が静岡で、友人は中学の時に静岡に帰省し、その友人の力をお借りして、一緒に何校か高校のセレクションを受けに行きました。


そして、ある高校に進学をして寮に入りました。(友人は別の高校に進学しました)


まず、寮に入る前の春休みの期間に地獄のような寂しさに襲われて、全てを捨てなければならない苦しさを味わいました。


家族も友人も恋人も、応援をしてくれる。

その期待や応援が大きい程、寂しさも膨らんでいき「本当はこの選択は間違ってたのではないか」「埼玉に残っていたい」とも思っていました。


大好きなサッカーを上手い人達と出来る環境、厳しい環境で上達して行ける環境を求め、それにワクワクする気持ちもありましたが、それ以上の想像以上の寂しさがありました。


そして身が切り刻まれるような寂しさを感じながら入寮し、誰も知らない環境で多人数の生活をしてみると、覚悟はしていましたが想像以上のストレスがありました。(それぞれの高校によって寮の規則や状況は異なります。)


自分が入った寮では、

個人のスペースはベッドの上しかない。


★1、2、3年生の3人部屋で、1番下の学年の自分は先輩に物凄く気を使わなければならない。


音楽を聴く時もイヤホンを付けて、音を立ててはいけない。


先輩へのマッサージを先輩が寝るまで1時間程しなければいけない。


洗濯も先輩優先なので夜遅くにする。


洗剤を盗まれたり、飲み物も勝手に飲まれるのが当たり前。


先輩よりも早くグラウンドに到着し、グラウンド整備をしなければいけない。


トイレも共用なので気を使わなければならない。(意外にも特にキツかったです)


ご飯も美味しくない。好きなものが食べられない。


周りは海で、駅まで自転車で40分かかる。


お風呂も大浴場で野球部、サッカー部共用。


テレビも共用で見たい番組は観られない。


何か一つでも不祥事が起こると連帯責任で、真冬の海辺にある寮の屋上に1時間正座をさせられた事もあります。


その上で朝練習、昼休みの自主トレーニング、放課後の超ハードなトレーニング、その後の自主練習をしていたので、疲れが取れる時間は全くありませんでした。


埼玉から静岡に来た、それだけの莫大なコストをかけて来たのだから必ず上手くなりたい。もっと練習量が必要だ。送り出してくれた人達の為に必ず上達し、レギュラーとして選手権に出たいという思いから凄まじい量のトレーニングをしていました。


圧倒的にストレスが溜まりやすい環境と凄まじいハードな練習を毎日やり続けた結果、

それまで罹ることがなかったインフルエンザやノロウイルスなどの感染症に罹り風邪を引きやすくなり、疲労により両脚が酷くO脚になり、捻挫癖が付いて剥離骨折もするようになってしまいました。


パフォーマンスはどんどん落ちて行き、大好きなサッカーが、ボールを見るだけで嫌になる程になってしまいました。


しかも、仲間たちはレギュラー選手ほど不真面目な選手が沢山いて、不祥事を起こしまくって退部する人もいました。その選手達が上手いだけで試合に出れる状況。それを覆すことが出来ない自分への歯痒さを感じていました。


なんで自分はここにいるのだろう。 

何しに来たんだろう。

でも応援してくれる人がいるのだから逃げるわけにはいかない。

自分が下手なのが悪いんだ。

もっと上手くならなければと自分を傷つけ始めて、もっとパフォーマンスが落ちて行く。

ストレスは更に溜まって行く。


と負のスパイラルに陥っていたと思います。


-後編-へ続きます。