1993年ベストアルバム21枚目

Paradise Lost/Icon

 

1.Embers Fire

2.Remembrance

3.Forging Sympathy

4.Joys of the Emptiness

5.Dying Freedom

6.Widow

7.Colossal Rains

8.Weeping Words

9.Poison

10.True Belief

11.Shallow Seasons

12.Christendom

13.Deus Misereatur


イギリスのゴシックメタルバンド、Paradise Lostの4thアルバムです。オリジナルメンバーのマシュー・アーチャー(Dr)が在籍した最後のアルバムとなった作品です。




元々はドゥーム/デスメタルからスタートしたバンドで2ndでゴシック要素を強め、ゴシックメタルの礎を築いたバンドとして認知されていくようですが、4thはボーカルはグロウルの歌唱をやめてMetallicaのジェイムズ・へットフィールドのようなボーカルと、低音の声を抑揚付けて歌うようになりました。





作品を重ねて来た中でここまでの集大成的なアルバムではありますが、初期の頃に比べたら随分と聞きやすくなり大衆性が増しましたが、陰鬱なギターリフやずっしり重いドラムに悲哀に満ちたメロディとコーラスと相反するような要素が絡み合う独特の世界を描いています。




決して陽な気分になれるサウンドではないです😅憎悪や苦悩を吐き出すボーカルは荒々しくも情熱的に歌い上げていて印象的です。オーケストラや女性ボーカルを取り入れ官能的な部分のゴシック要素を打ち出していますね。




次作でヨーロッパでブレイクし、ゴシックメタルを一般層まで浸透させますが今作で描いた世界は次作へ繋がる流れを感じさせる名作だと思いました。






Embers Fire


Widow

True Belief