今、私は、明日、
第1回ビキニフィットネス日本選手権が行われる東京にいます。
この大会は、第1回という名のとおり、今年、初めて行われる
記念すべき大会です。
「ビキニフィットネス」という競技は、通常、身長別でクラスを複数に分けて、地方大会や全国大会を行っているのですが、今年から身長クラスを無差別級としたオーバーオールチャンピオンを決める大会を開催することとなりました。
明日、背の高さに関係なく、
ステージ上所狭しと、色とりどりのビキニを纏った選手が、一斉にラインナップして、名実ともにビキニフィットネス
日本チャンピオンが決定します。
以前までは、オールジャパンフィットネス選手権の中で、クラス別とオーバーオールと二つ同時に開催されていましたが、今年から、オーバーオールとしてフィットネスグランドチャンピオンシップスという最高に栄誉あるステージをご用意していただくことができました。
思えば、4年と数ヶ月前に、ぽっちゃりOLであった私は、ダイエット目的で、フィットネスビキニという競技を始めました。
それも、30歳を過ぎてからの挑戦でしたが、仕事と競技の両立で、決して一方を犠牲にすることなく、むしろ相乗効果を出せるようにと、目の前にあることを精一杯やってきた結果として、私の人生がここまで大きく好転し続けるとは、まったく想像もできませんでした。
人生初のポーズ練習↓笑顔が苦手すぎて笑笑
この私が、競技生活を開始してから、わずか10ヶ月で日本チャンピオンにならせていただき、さらに今、フィットネスビキニ世界一を目指させていただいておりますのは、すべて皆様の応援のおかげです。
「本当に本当にありがとうございます」
10カ月後の初優勝↓
大会前日の今、皆様にお伝えしたいことがあります。
先月、スペインバルセロナで行われ、世界一をかけて臨んだ、アーノルドクラシックヨーロッパの大惨敗から3週間がたちました。
私は常々フィットネスビキニ“世界一”が目標だと公言し、
多くの皆さまからのとても温かい応援を頂いていたにもかかわらず、結果は、大変申し訳ないことに、優勝どころか予選通過すらも果たすことができませんでした。
昨年のアーノルドクラシックヨーロッパにおいて、ようやくファイナリストとなり、4位に入賞させていただきまして、正直、今年は、決勝審査の6名の中からどのように抜け出していこうかと、1年徹底的に準備を重ねてまいりました。
1年積み重ねた努力もわずか数分で予選落ちとなり、その結果が今の私の全てですので、何も言い訳はできません。
今年のアーノルド↓
日本連盟の皆さまのサポートのおかげで、スペインまで行かせていだきましてので、ただ大惨敗の結果を手に帰ってくるわけにはまいりません。
惨敗という結果に落ち込むのは後でいいと、今やるべきは、私がトップ選手になるための課題を、冷静に見極め、その場から改善しなければもったいないと気持ちを切り替えました。
アーノルドチャンピオンと写真↓
そのため、世界のトップクラスの選手と自分を比べて、ステージ上は元より、ステージにあがる前の準備段階においても、
どんな差があるかを明確に理解いたしました。
ただし、幸いにも、体という点では、昨年よりも、トップ選手と大差ないところになってきているという自信が持てました。
ですので、日本選手権まで3週間しかありませんでしたが、
帰国直後から、連日、ポージングを見直し、寝る間を削ってでも、練習時間を大幅に増やし、今までの自分のスタイルを0ベースに、基本中の基本から、
もう一度ポージングをやり直してきました。
同時に、ビキニフィットネスの競技において、重要な水着、ヘアスタイルやメイクにつきましても、再度検討を繰り返し、
世界のトップ選手と並んでも見劣りしないような改善を繰り返してきました。
よく言われる通り、
「“成功”よりも“失敗”からの方が、人は学ぶことが多い」ですが、この帰国後の3週間の成果で本当に実感いたしました。
今年のアーノルド↓
「人生は、七転び八起き」
チャレンジして転ぶのは、
すなわち前に転ぶということ
ですから、チャレンジしてつまずくならば、転んだだけでも前に進むことができます。
チャレンジして、たとえ失敗したとしても、あきらめずに、もう一度立ち上がれば、必ず明るい未来が見えてきます。
その証拠に、私は、今まで数えきれないほど失敗を繰り返してきましたが、“今度こそは”と決してあきらめずに、毎日チャレンジし続けていたら、私の人生は、想像もしなかったほどに好転してきました。
帰国後すぐに柔軟レッスン↓
アーノルドクラシックでの大惨敗からは、3週間と決して長い時間ではありませんでしたが、
「1日1歩」と、1日1秒も無駄にすることなく、「全ては、この日本選手権のために」と過ごしてまいりました。
「皆さまに、これまでお支えいただいた大恩は、明日行われます、日本選手権のステージの結果で必ずお返しするんだ」と、
私は心に固く誓い、ただただがむしゃらに。
今週の私↓
一段と体のコンディションも厳しさを増し、過去最高の仕上りになっております。
この3週間という時間が、
“準備に不十分な時間”とするのも、“十分な時間”だったとするのも全ては自分次第だと魂を込めて。
「やれることをすべてやってやろう」
どこにでもいるぽっちゃりOLだった私は、誰にもまねのできないほどの努力をし続けたというわけでもありませんでしたが、約4年の月日の間、ビキニフィットネスの選手として、
「自分の限界は、誰でもなく、自分で決めるものだ」と、とにかく行動あるのみで、後ろを振り返ることなく、ひたすら前に前に進んでまいりました。
今年から初めて行われる、
記念すべき第1回ビキニフィットネス日本選手権という大変栄誉な大会に出場させていただきますが、この大会を初開催するにあたり、多くの皆さまが大変ご苦労をなされたことと思います。
今年アジア大会
その多くの皆さまの熱い思い、そして、ご期待にお応えできますよう、ここまで誠心誠意準備してまいりました。
私は、これまで皆さまに育てていただいた、ビキニフィットネス選手ですので、やはり、
明日、皆さまにご評価いただけるステージングをお見せし、
最高の結果を出すことこそが、最高の恩返しだと承知しております。
私のことをこれまでお支え下さってきた、すべての皆さまには、大変お世話になり感謝に堪えません。
言葉では伝えることができないほど感謝しています。
でも、ここで言わせてください。
「本当に本当にありがとうございます。」