世界選手権2016年、開幕!!
今日は、メンズフィジーク、女子フィジーク、ボディフィットネスの選手が出場します!!

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今年も、昨年に引き続き2年連続で

世界選手権出場させていただくのですが、

今の私は、昨年とはまったく異なる心境です。

昨年は、初の世界選手権出場に対して、参加させていただけることにただただ喜び、怖いもの知らずで、あろうことか、なんとかファイナリストにと挑みました。

今年は、昨年自分の目で、あまりの世界のレベルの高さを見て、世界の怖さを知りました。

自分と世界のレベルがあまりに乖離していたので、逆に課題は、はっきりとしました。

圧倒的な筋量不足、ポージングの改善、そして、体の絞りの甘さ。

今年は、その弱点を克服すべく、特に お尻と脚に重点を置き

週末は全て競技に費やし、厳しいトレーニングを重ね、毎日のストレッチを根気よくやり、社交ダンスの先生とも、ウォーキングの基礎の基礎からやり直し、食事管理も徹底して、、、


世界選手権で結果を出すために、1日たりとも決して無駄にすることなく過ごしてきました。

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365日、1日一歩ずつの積み重ねでしたが、

昨年と比べ、心技体、すべてにおいて、

確実にレベルアップしています。

いつも私のことをお支えしてくださる皆さんに、感謝を込めて、結果で恩返しするためにポーランドに来ています。

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昨年は、私自身、フィットネスビキニという競技を始めた1年目ということもあり、右も左も分からないまま、オールジャパンフィットネスビキニで優勝することを目標に、がむしゃらに、トレーニングに励み、あわよくば、世界選手権に出場させていただきたいと夢見ていました。

それまで、日本から世界選手権にフィットネスビキニ選手を派遣する前例がありませんでしたので、

オールジャパンで総合優勝した後も、

選考していただけるか不安な日々を過ごし、

遂に派遣決定とのご連絡をいただいたときには、

夢が叶い、天にも昇る心地がしたのを今でもはっきりと覚えています。

昨年の世界選手権出場前から、柏木先生と、一昨年の大会の出場選手の動画や写真を徹底的に研究し、対策を練りに練り上げました。

柏木先生からは、

「今のあなたが、すぐに結果を出るほど、世界は甘くはない、自分の目で、世界をしっかり見て来い、その経験があなたの心に、さらに火をつける。

これからの1年、世界に向けた、本当の厳しいトレーニングを耐え抜くことができる。」と言われました。

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私は、多くの方に応援を受け、派遣していただくのだから、日本になんとか結果を持って帰りたいと強く思っていました。

限られた情報しかありませんでしたので、無謀にも、一昨年の出場選手の人数やレベルを見て、なんとか、ファイナリストである6名に残れればと意気込んで、ハンガリーに行きました。

ところが、ハンガリーに到着すると、想像を遥かに超える、今まで見たこともないような、トップモデルかのようなスタイルや容姿の世界各国からの選手が所狭しと集まっていました。

金曜日の昼過ぎ、ホテルに到着して、翌日から始まる大会の出場手続きをして、身長を計測したのですが、ハンガリーまでの長時間フライトの影響なのか、身長がいつもより低くなり、172㎝を切ってしまいましたので、想定していた172㎝オーバーの出場ではなく、172㎝以下の階級での出場となりました。

それでも、周りの選手の多くが私より、身長が高く見えたので、172㎝以下の出場は、むしろプラスになると前向きに捉えていました。

ところが、そうでもないことが、大会が始まると気付かされました。

背の低いカテゴリーから、大会は順に行われていったのですが、出場選手がステージ上に溢れ、一度では全員上がれないほどでした。

あまりの人数の多さに、あぜんとし、身長が高いカテゴリーに進むにつれ、増えて行くようでした。

自分より背が高く見えたのは、

手足が長く、顔が小さかったためで、

私より背が高い選手は、思ったより少なく、

実際には、172㎝オーバーのカテゴリーの出場者が

172㎝以下より少なかったです。

一昨年の大会は、カナダで開催され、

ヨーロッパからの選手の出場が少なくなっていたようで、身長のカテゴリーごとの出場選手が15名ほどかと思っていたら、カテゴリーによっては、予想を遥かに上回る、50名近い参加選手がいました。

それだけ多くの各国代表選手がいましたので、

予選に進める15名の選手を決める、ピックアップ審査と呼ばれる、プレ予選から始まりました。

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ファイナリストを目標にしていたこともすっかり忘れ、目の前が真っ白になりました、

「どうしよう?」

予選に進めなければ、順位も付かず、敗退になってしまうので、派遣していただいて出場しているので、

是が非でも、ピックアップ通過をと、不安に打ちひしがれていた自分自身をもう一度鼓舞して、

大会に臨みました。

日曜出場までの時間、監督やコーチと入念に対策を話し合い、準備をして、何度も何度もポージング練習を繰り返しました。

「心の震えよ、止まれ、なんとか止まれ」

日曜になり、私の出場カテゴリーの始まる時間が近づき、ステージ横の通路にラインナップするように声が掛かった。

同じ身長クラスのはずなのに、周りの選手に埋もれていってしまう、

「レベルが違い過ぎる、全然違う」

でも、私は日本代表だと自分に言い聞かせ、

日本代表の誇りを胸に、堂々と練習通りのポージングをやるんだと、心を固め、ステージに上がりました。

出場選手があまりに多いため、ステージは2回に分けられ、私の出番は、2番目のラインナップでした。

ステージ上では、アドレナリンが出ていたのか、

思いの外、緊張を感じていないようでしたが、

練習してきたものが、何一つできないまま、ステージを下りていました。

結果は大惨敗、予選に進めず、ピックアップで敗退、順位ももらえませんでした。

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申し訳ないという気持ち、そして、必ず来年リベンジするんだという気持ちを胸に、帰国した昨年。

昨年の世界選手権前、柏木先生から言われたとおり、私の心に火がつきました!!

「来年の世界選手権で、必ず結果を出すんだ、そのためには、どんな辛いことがあっても、やり抜くんだ、世界の誰より、一歩でも進むんだ」


そして、1年が経ち、

今ポーランドに来ています。

世界選手権でリベンジするために。



今朝の私

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