7〜8月の読書記録その1です。
上から順に・・・
タイトルとは裏腹に、だれもめでたそうなお顔ではなかったので表紙がとても気になって読んでみました。
太郎ではなく桃次郎さんが登場するのですが、島から帰ってきて以来すっかり鬼の首に夢中になってしまい、お供していた猿犬雉さんたちがもやもやしている・・という状況でした。
面白い雰囲気もありつつ、三歩歩くとなんでも忘れてしまう雉さんが、桃次郎さんの命でその後も毎日ひとりで鬼ヶ島に向かって、毎晩ボロボロになって帰ってくるところとか、お世話してくれるお姉さんのことも、昨日もぼろぼろになったことも忘れて翌日また出かけていくのに、桃次郎さんのことは忘れないところなどにちょっとじーんとしてしまいました(・へ・。)
いろいろ読み進めている作家さんの御本です。
こどもや家族がテーマのお話が多めで、これもなかなかシビアなお話でした。
タイトルの意味は冒頭のお手紙ですぐわかるのですが、最後まで読み通すと、そこに至るまでのいろいろが沁みました。
写真が真っ黒になってしまいましたが(笑)、紺色の表紙で、中には綺麗な鳥さんがカラーで印刷されていて素敵な装丁でした。
作品集で、表題作はたいが初心者の自分にはちょっとレベルが高い作品でしたが、冷蔵庫の中から潮騒が聞こえるお話と、
百合の球根から親指姫(春ちゃん)が誕生するお話が気に入りました。
球根を植えた女の子(夏ちゃん)と春ちゃんのやりとりがとても可愛らしいのですが、それがまた別の人物の1人称で書かれていて、これは一体・・・?と思っていたら途中でびっくりしたり、モビルスーツが登場したり、シリアスになりすぎないところが絶妙で好きだなと思いました( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
ばくちくとすみれーず好きとしては読んでおいた方がよいかしら・・
と思って手に取ったのですが、
思った以上に参考になる御本でした。
ばくちくは、ボードレールの項目に登場するくらいだったのですが、
ゴシックロックスタイルの説明の項目で、
穴あき靴下&ガーターベルトが描かれているのを見て、
あっちゃんがしましま穴あき靴下からガーターベルトに移行していったのには、ちゃんと理由があったのですね・・・!!!と思いました。
※しましま穴あき靴下を過去に衣装展示で拝見していたような気がしたのですが、うまく発見できなかったので、タワレココラボカフェの時のNo.0ゲル二カンムーンの衣装展(ガーター)のリンクを貼っておきます・・・↓
あとは、4つのレースの種類のこととか、もう今は生産されていない機械でレースを作っている工場のお話が載っていて勉強になりました。
そして、すみれさんたちは辞典の項目にもちゃんとあって、あちこちにお名前が登場していて流石ですね・・と思いながら読んでいたら、最後の謝辞にさちさんのお名前がありました( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
おまけ
画像は、図書館から借りてきたのがアッテヤンさんがお好きそうなラインナップだったので、一緒に撮らせていただきましたと
古本市では鏡花さんの渋い御本もいただいてきましたです。
まるで「高野聖さん」が作者のように書かれていますが(笑)、この二作は何度か読んだことがありますが、他にまだ読んだことのない作品も入っていたので、旅のお供に読ませていただきたいと思います。
本日のばくちく小ねた
☆結人さん20周年☆
結人の発売20周年を迎え、Buck-Tickのヤガミトールさんから直筆の色紙を頂きました。
— 結人 醸すおっさん (@musubito3) 2024年8月5日
ライブ会場での「道樂夢」販売時には、わざわざ売店までご挨拶に来ていただき、今回も色紙を蔵に送っていただきました。… pic.twitter.com/4tdDfforMd
発売20周年のお祝いに、
日本酒博士のアニイから色紙のプレゼントですね
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )