土曜のナイトアウト | イギリス ミッドランズ ど田舎暮らし

イギリス ミッドランズ ど田舎暮らし

英国イングランドのミッドランズで暮らしてます。
2015年6月20日にGerman Shorthaired Pointerの子犬、Daisyが我が家の家族に加わりました。

さて。
昨夜は一昨夜に続き、お出掛けしました。

行き先は昨年度の「イギリス ベスト カレーシェフ賞」を受賞したカレーレストラン。

こんなど田舎に、と思ったらオーナーさんはここにわざわざ出店したらしい。

三年前、家族でホリデーに訪れた際に美味しいカレー屋さんが無くて驚いたオーナーさん。
美味しくないカレーを頂いたレストランで単刀直入に
「何でこんなマズイカレー出して平気なの?」

と聞いたんですって。
すると
「ここには2軒しかカレーレストランはないのさ。役所に俺が『他には出店させるなよ』って言ってるからね!」
と言われたんですって。

当時既にレストランと不動産で順調に稼いで居たオーナーさん(バングラデシュ移民)、さあ火がついちゃった。

「こんなマズイカレー出してカレー屋とか言ってんなよ!」

それで一年後には各種の役所ヘの書類を合法にクリアして開店。

その数ヶ月後に「国内ベスト カレーシェフ賞」、そのまた数ヶ月後には「州内ベストカレーレストラン賞」を受賞するレストランになったそう。

凄い〜!
と自分語りをするオーナーさん(30歳くらいなのよ!)に感心して居たら

夫「おい、見ろよブレキジター(離脱派)!これをお前はどう思うんだ」

と前日のB夫妻の夫に振ってしまった。

「こらー!」と止める私とB妻。

同席して居た他の3組が
「え?君ってブレキジターなの?」
と驚き、更にオーナーさんが

「ブレキジターか!自分で自分の首を絞めた気分はどうだい。この国の国民は移民で出来てるんだぜ。クイーン見ろよ。ドイツ人だろ。次の王様(チャールズ皇太子)はドイツとギリシャだろ。」

と始まってしまいました。

何とか夫を「どうどうどう」と抑えたけど、今回は 残留派(stayとかremainとか言います)が過半数で、離脱派が一組しかいなかったので、随分気分良く帰宅しましたよ。


人の輪の中心になる人なんですが、何でも単刀直入でばっさり本音で話すので、私は何処に外出してもこの夫にヒヤヒヤさせられます。

基本的には回りくどい言い方をする人が多いイギリスですが、こういう変わり種も居ますね、時々。
でも信用されます。まあ確かにね。笑

カレー美味しかったなー!
私達は倫敦在住時にカレー街で有名なBrick Lane(ブリックレーン)と呼ばれる所から車で10分くらいの所に住んで居たので、毎週の様に美味しい本場のカレーを堪能して居ましたが、田舎に越してからはカレーは「そこそこ美味しい」に慣れてましたが、昨日のレストランで「大変美味しいカレー」の楽しさを思い出しました。

次回は1月に夫の誕生日ナイトアウトで行こうっと。

因みに気になる料金ですが、一人£35でした。
これはお水しか飲まなかった人もお酒(ビール)を飲んだ人も割り勘にした金額です。

ブリックレーンは一人£20前後出せば美味しいカレーが食べられた様な。

でも美味しかったし近いから(車で25分)、良し!

いつか姉や姪っ子、甥っ子も連れて行きたいなあ。