職業に貴賤なし | 目立ちたがりの小心者

目立ちたがりの小心者

声楽レッスンのことやら。(永久休止)
ギターをやってた時のことやら。(挫折)
減量ネタにも飽きて。(リバウンド)

色々とやってみたものの、もはや気力体力が無く、普通の日記やらレポートやらが中心な何の役にも立たない自己趣味のブログになり腐ってます。(;^_^A

今日、地元のバスターミナルでトイレに入ったら、おばちゃんが掃除中で、「いいですか~?」って声かけたら「どうぞ~、すべるから気を付けて~」って感じで使わせてもらって、出る時に「この寒い時に大変な仕事やねぇ」って言ったら、おばちゃん「寒いねぇ~、ふところはもっと寒いわ~、あはははは~!」って快活に笑って。偉大な仕事やなと。

 

こんな「縁の下の力持ち」的な、目立たない部分で頑張る人のカッコ良さって、いつ頃から分かるようになっただろうと。

 

とかく「目立つ」事がしたい人ばかりの世の中。

大声で「ボランティアやってます!」なんて堂々と宣言しちゃってるような人もしかり。

仕事とボランティアは違うけど、「善行は隠れてやれ」というような事を昔教わった事があって、高らかに善行を訴える人は、なんだかなと。

 

さておき。

思い出したのは、私が初めて就いた仕事の事。

大学に入ると同時に始めた新聞配達。

同時に始めた同級生の体験談がいまだに思い出される。

ある日、スーパーで買い物をしてたら、近くでおばちゃんたちが井戸端会議してて、その日は年に何度かの新聞休刊日で、その話をしてたようで、今朝は新聞が来なかったって話になって、もう一方のおばちゃんが「新聞屋のクセに休むんか」と。

そんな会話が同級生に聞こえたという話。

それを聞いて、ああ、新聞配達って凄く大変な思いして毎日やってるけど、「たかが新聞屋」くらいにしか思われてないんやなと。

 

その後、新卒で入社した会社では、「営業」職として入社。

その時は、「事務屋」を「下」に見ていた。

事務屋なんてのは、営業が「食わせてやってる」みたいな。

そしたら、2年後に自分が事務屋に。

甘かった(笑)

 

分かったのは、

何でも自分でやってみないと分かんないって事ね。

あと、驕っちゃいけない。

 

目立たない場所で淡々と丁寧に目立たない仕事をこなし、いざ居なくなった時に存在の大きさに気付く。

そんな存在になりたいものです。