これ、書き始めたのは1月だったかな。
書こうと思ったのは12月だったかも。
(時間が経ってると言いたい^^;)
書きたいイメージは明確だったので
そこはすぐ書けたのだけど
それ以外がなかなか煮詰まらなくて
長いこと放置していました^^;
なので、2020年2月の、冬のイメージです。
いいかげん真夏になるまえに仕上げようと思って^^;
コロナ前のシチュエーションです。
書きたかったのは
2014年7月29日、佐藤勝利ソロコンサート@EXシアター六本木
の2部、ラストナンバーの時に見た光景からの妄想...
初めてのソロコンサートは当初1日2公演の予定で
その後追加公演が1日2公演あり
全部で4ステージありました。
題材の件は、追加公演が発表される前の
初めてのソロコンサートという大切な日の最後の時に
ただ一度だけ勝利くんが言った言葉。
1部では言ってなくて、その後追加公演があるけど
追加公演でも言わなかったんですよね...
曲前のご挨拶が、いつもと雰囲気が違っていて
詩的で、勝利くん自身の言葉なのか何なのか
理解が追いつかないうちに歌が始まって・・
(私の理解力がなかっただけかもしれないけど^^;)
メモ取り放棄してしまったから
覚えているのは、ここに書いた2行分くらいなんですが(苦笑)
もっと長く語ってました。
あの時の言葉、ちゃんと覚えていたかったな...
その時の様子と言葉が題材。
勝利くんの思春期暴走?が目に見え始める前の頃で
最近なんかあった?って、よくお友だちと話していたんですよね笑
(その頃の考察反映した内容になってます^^;)
あれから6年か・・・
普通に、ファンに向けて言ってたのかもしれないけどね。
(きっとそうですよね^^;)
その時の曲名がタイトルなんだけど
話の内容とは合ってないけど^^;
歌詞が、当時の勝利くんの思いなのかなって...
読んだ方の勝利くんのイメージに障らないよう
これまで勝利くんの画像は使わないようにしてきたのですが
今回、その場面のイメージで勝利くんの画像使ってます。
本当は、その時はネバギバの銀×赤のお衣装だったんですけど。
(イメージで別の衣装の画像を使ってます)
(『Eye-Ai』2014年11月号より)
めざましカーテンは、今年の『MORE』6・7月合併号 で
「最近、カーテンが自動で開く装置を買ったんですよ」て言ってたんで^^
ということで、ここから先は
自己責任でお願い致しますm(_ _)m
<妄想Story>
(#01)Sunshinesmile 2017.8
(#02)イルミネーション 2017.12
(#03)Twilight Sunset 2018.8
(#04)青い恋人 2019.8
(#05)僕は君のすべてになりたい 2020.2
夢を見た。
俺は華やかな衣装を着てステージに立ち、目の前の2階席を見上げていた...
思い出せたのはその光景だけで、目が覚めた時には
ただ懐かしいような、切ない気分に心が乱れていた。
心許なくて、もぞもぞと窓際で眠る優の背中に身体を寄せると
頬に触れたジェラピケの肌触りと柔軟剤の香りが心地好くほっとして
夢うつつのまま腕を回す・・が優はするりと俺の腕から抜け出し半身を起こした。
「ごめん、起こしちゃった?」
「・・サトミさん・・って、言ってたよ」
え・・・
ああ、あの光景だったのか。
戸惑う優が逃げないようその手をぎゅっと握る。
「聞いてくれる?」
* * *
聞きたくないかもしれないけれど
このままうやむやなままってわけにはいかないよね?
聡美さんは、俺が初めて付き合った人で
高3の時・・・
先輩に連れられて行ったご飯で出会って
後から思えば、もしかしたら仕組まれていたのかもしれない
話がうますぎるよね
俺は17で、彼女は7つも年上だったのに
俺なんかと付き合うなんてさ
「仕組まれてた?」
俺が恋愛で面倒を起こさないように?
予防線張られたのかも
そういうことになったら色々厄介だからさ
あの頃・・・グループが難しい状況におかれていて
受験勉強もあったし
結構メンタルきつかったんだ
それで精神安定剤与えられたのかな?(笑)
わからないけど
知りたいとも思わないし
当時はそんなふうには思ってなかったし
「夢・・見たの?」
聞かれて、記憶を手繰る。
見た夢はよくは覚えていない。
けど、あの光景は覚えている。
忘れはしない。
* * *
俺は、目の前の2階席を見上げていた...
EXシアターのステージに立って。
そこに聡美さんはいた。
家族でも仕事関係でもない女性を招待したのは
後にも先にも、その時1回きりだ。
17歳の夏、初めてのソロコン
ラストナンバーを前に、気持ちの昂ぶりに任せて
俺は客席の聡美さんに思い届けようとした。
「僕は君に会って愛を知りました。
いつまでも僕のそばにいて下さい」
ファンの子たちは、何を言っているのかわからなかっただろう。
若くて未熟な俺はその過ちに気づかなかった。
ただ必死だった、苦い、けど切ない思い出...
正しいだけじゃない そんな世界のどこかで
君にめぐり会えたことだけが真実なら
そう、思っていた・・・
* * *
「サトミさんのこと、思い出してたの?」
「全然だよ。むしろ忘れてたし」
繫いでいる手をぎゅっと握っても何も返ってこなくて。
「あれから俺は誰かと普通に付き合えるとか思えなくなって・・」
「私と会った時は結構軽い感じで声かけてきたよね」
「それは・・欲しくなったんだよ、どうしても」
身も蓋もない答えだ。どうしていいかわからなかった。
けど、手の中で指先がぴくっと反応した。俺は握り返す。
「私・・勝利くんともっと早く出会いたかったってずっと思ってた。
でも、そうじゃなくて良かったのかな」
「今だから先のことも考えられるし、責任も持てる。ずっと一緒にいられる」
握っていた手を引き寄せようとした時だ。
遮光カーテンが音を立てて開き始め、朝陽が射し込んできた。
光が重い闇を溶かしていく。
「・・なに?」
「あ、めざましカーテン、こないだから使ってる・・って、言わなかったっけ?」
「聞いてない・・」
レースのカーテン越しの柔らかい光を浴びて眩しそうに表情を和らげた優が
今朝もまた綺麗で見とれてしまったから、シリアスな告白をした身なのに
いつもの調子で思い浮かんだ『Pretender』のワンフレーズを口ずさんだ。
「君は綺麗だ~♪」
優は俺を見たが、「別れる歌じゃない」と言って頬を膨らませた。
それは、流してくれたと受け取っていい?
調子にのって、別の歌を歌い始める。
「美しす~ぎて目が眩んでしま~う♪」
呆れたのか諦めたのか・・膨れ面がほころびる。
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
寝起きの喉で高音掠れ気味に熱唱する俺を見て君が笑っているから
握っていた手を引き寄せた。
君のために歌うステージは、観客のいない二人きりのステージだけれど
僕は君と光の中を歩いて行きたいんだよ。
Fin.
※ 引用させて頂いた歌詞は、表題曲の他、Official髭男dism『I LOVE...』『Pretender』
Posted by ゆりりん
(佐藤勝利/ブログ)