<妄想Story#06>冬が来たよ 2020.12 | =A MY ROOM~ゆりりんの部屋=

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佐藤勝利くんとSexy Zoneさんのお仕事記録メモ
なんか消えてしまったのでぼちぼち復元中・・・
(差し支える画像は削除しています)

これ、秋から書いていて

12月に入ってすぐくらいでUPしようと思っていたのだけど

そのタイミングでブログ消されちゃったので ちーん

再始動してすぐに妄想・・はさすがにマズいでしょ

それくらいの自覚は一応あったのですが

内容の時期的にそろそろタイムリミットなので

すみません、UPします さーせん・・・


最初に書いたのが2017年夏で
私の頭の中の若くて綺麗な女の子は
勝利くんと付き合っていて(あたおか苦笑
リアルに時は流れていて^^;
なので今年はコロナでした(-_-;)
こういうご時世で
勝利くんなら彼女とどんな付き合い方をすると思う?
と妄想族のお友達に聞いてみたんですよ(なんの相談^^;)
当初私は、どれだけ慎重な対策を採れば良いかの参考で聞いたのだけど
お友達の返信はこれでした。

 


(『Myojo』2020年10月号)


おぉ~
そうよ、中途半端なことはやめて
いっそプラトニックにしてしまえ\( ̄▽ ̄)/
となりました笑
秋に書いていたので

今またこう流行が広まってくる前の感覚で書いています^^;

 

タイトル「冬が来たよ」ですが

毎回そうですけど、今回も
詞のドラマには全然沿ってないですね^^;
私の中のイメージというところで・・
この曲が好きだから使いたかっただけです。
冒頭「Wonder Love」だし^^;
弟くんは、#02に出ています。



ということで、ここから先は
自己責任でお願い致しますm(_ _)m




















<妄想Story>

(#01)Sunshinesmile  2017.8

(#02)イルミネーション  2017.12

(#03)Twilight Sunset  2018.8

(#04)青い恋人  2019.8

(#05)僕は君のすべてになりたい  2020.2



(#06)冬が来たよ  2020.12




Oh baby baby baby how crazy
写真 撮るのに夢中な
キミに見とれて


Sexy Zoneの「Wonder Love」を口ずさむと
姉貴はハッとしたように顔を上げた。
「ごめんね」
そう言ってスマホをテーブルに伏せて置く。
「見てたら思い浮かんだだけだよ。インスタに上げるの?」
「上げないよ」
「随分熱心に撮ってたじゃん」
「佐藤くんがお料理やデザートの盛りつけを見たいから外食したら撮って送ってって」
外で名前を出すときは「佐藤くん」。人口の多いランキング1位の名字。
料理にハマってるって言ってるのはテレビで見たな。
「なんかすごいらしいね。ご馳走してもらってるの?」
「そうね・・」
「じゃあ会ってるんだ」
こんな時だからどうしてるのか気になってたんだよね。
「会ってるのかな・・・」
「どういうこと?」
「ソーシャルディスタンスは保ってる」
「何、それ?」
意味がわからない。ぶっちゃけ、親の目を気にせず勝利さんと付き合うために姉貴は一人暮らしを始めたんだと思っている。まさか姉貴が嫁入り前に家を出るなんて、父さんたちも思っていなかっただろうけど、今じゃもう諦めているようだ。それなのに。
「私が原因で感染させちゃって、お仕事に差し障ったら大変だし、逆でも・・感染経路とか接触者とか・・自分が感染しなくても周りに感染者が出ても保健所にチェックされるんでしょ・・いろいろ恐いじゃない。人の目とか噂とか」
そうかもしれないけど、普通に芸能人感染してるし。慎重なのはさすがだけど、それでずっと会ってない?
「姉ちゃん」
「ん?」
勝利さんとはどうなの? どうするつもりなの? と聞きたかった。
けど、そんなこと本人たちが散々考えてきていることだろうから。
「じゃ、ご馳走は?」
「お弁当で」
「は?」
姉貴はふふっと笑った。
「遙くんこの後もう少し付き合ってもらっていい?」

* * *



イルミネーションが綺麗だ。無数の煌めきの美しさに気分が華やぐ。勝利くんの好きなクリスマスイルミネーション。クリスマスを迎えるのは・・4回目。未だに一緒に見たことはないけれど。
写真を撮って送る。
街路樹も行き交う人たちの笑顔もキラキラ幸せそうに見えて、自分だけはぐれてしまったような気分になる・・

感染症の流行は終息する気配はないけれど、世の中は変わり人々は新しいスタイルで進み始めている。でも、私たちの季節は止まったまま。春も夏も秋もまた巡って来るけれど、今年の春夏秋はもう二度と取り戻せない・・・いつだって、今が大切なのに、私たち・・私には。

だめだめ、ネガティブになっちゃ。
勝利くんは充分優しいし、不安じゃない。信じていれば大丈夫。
不安なんて自分で自分を煽っているだけ。甘えと弱さ。
悲観は気分、楽観は意志。笑うから幸せ。 (*1)

楽しいことを考えよう。
クリスマスディスプレイが綺麗だったから、また1枚。


-クリスマスクリスマスリース
 どうする?

今日買ったプレゼント、遙人がすごく推してたから

勝利くんも気に入ってくれるかな。楽しみ。
 

東京タワーの写メも。

 


-イルミネーションが綺麗キラキラ

-冬だね^^


視界の隅に気配を感じて見るとスマホを向ける遥人がいた。
「なに?」
「インスタに上げようと思って」
「やめてよね」と言ってカメラに手をかざした。

* * *

優のLINEはチェックしていたけど、帰りの車もメンバーと一緒だったから既読スルーのままで。料理とデザートプレートとイルミネーションの写真。優には、料理の研究用にと言ってあるけど、本当はそうじゃない。優の過ごした時間を共有したいのと、誰かといる時にも、俺のことを思い出させたいというささやかなジェラシーであり独占欲であり。
自宅マンションまで送ってもらい、帰宅すると即行電話する。
 

「連絡遅くなってごめん。今どこ?」
-駅出たところ。
「タクシーで帰って来るんだよ」
-もう歩いてる。
「心配だからタクシー使ってっていつも言ってるのに」
勝手に心配して不機嫌になる。悪いのは迎えに行けない自分だ。
-星が綺麗なの。
「星?」
-オリオン座。この冬、初めてちゃんと見たなと思って。
窓を開けてベランダから空を見た。
「ほんとだ。俺も初めてだ」
-見える? ベランダ?
「今帰ったとこ」
-お疲れ様。今日は何のお仕事?
「それは言えない。知ってるでしょ」
-知ってる。
暫し無言。機嫌損ねたかな・・・
-ベテルギウスって超新星爆発したのかな?
拗ねるか怒っているかと思いきや、思いも寄らぬ方向からやってくる返球。
「去年ぐらいから話題になってるよね。見たいとは思うよ。すげー明るくて昼でも見えるんだよね」
-勝利くんを見ると超新星爆発を見ている気がするの。
「俺がめっちゃビッグで輝いてるってこと?」
もちろん冗談で言っている。
-輝いてるよ。テレビで見る勝利くんは。でもそれは過去の勝利くんで、今の勝利くんを私は知らなくて。生きてる時間が違う気がする。
意想外だったリターンの球筋が見えて、オチを回収する。
「違わないでしょ・・超新星爆発ほど」
分かち合うことの出来ない時間があるからこそ、側にいて温もりを確かめあってきたのに。
黙ってしまった電話口からは静かなノイズだけが聞こえている。
「今の俺だってすぐに見れるよ」
-そうだね・・・寒いと少し寂しくなるね。
呟いて君はちょっと笑った。
遥人が送ってくれた動画、「彼氏目線」とコメントが添えられていた動画にはイルミネーションを撮っている優が映っていた。でも遥人、これは彼氏目線じゃない。彼女のこんな顔を見たら、彼氏は動画なんか録らずに抱きしめる。
角を曲がってきた優が見えた。
ちょっとの間、優は立ち止まってこちらを見上げていた。
数十メートル隔てて視線を交わす。
「おかえり」
-ただいま。
彼女がエントランスに入っていき、電話は切れた。


会いたくて 素直になって
たまに泣いたって僕らは 消せない時を刻む



1分待って、ドアの外の気配に神経を凝らす。
近づいてくるヒールの音。内廊下に出た。
エレベーターホールから来る優は、誰もいない廊下で今日もとびきりの笑顔を見せてくれる。

優は手前の部屋の前で、俺を見て「こんばんは」と他人行儀な隣人の挨拶をした。

そして部屋に入っていく彼女。その扉に俺は手を掛け中へ滑り込んだ。


目の前に君がいる
ただそれが答えだと願うよ







Fin.


(*1) 哲学者アランの言葉より
※ タイトルと歌詞は、Sexy Zoneの『Wonder Love』と『冬が来たよ』より引用させて頂きました。

 

 

部屋がたまたま隣同士え!?で始まる恋みたいなの

テレビドラマではあるあるの設定ですよね^^;

現実ではそんな偶然ないでしょと思いつつ笑

ここの話のは偶然ではないですが。

ま、、彼の隣の部屋がたまたま空いて

引っ越してこない?と誘ったのかな^^;

 

 

 

 

 

 

 

Posted by ゆりりん

(佐藤勝利/ブログ)