前々から書きたかったことなんです。

アメリカで大学院進学するという、裏技。

 

多分、一般に言ってアメリカで大学院というと

1)お金が相当かかるのではないか。

2)受験が大変なのでは?

3)配偶者や子供も一緒に留学できる?

4)もう年が。。。

5)差別されたり危険は?

そう思われているんじゃないかと思うんですが、

 

お金は全然かかりません。(ほとんどの学科は)

(多分、受験時に銀行の残高証明の提出が求められますが。)

むしろかなりの確率で生活できるくらいの助手としてのお給料がもらえます。

アメリカの大学院というと、マスター課程と博士課程に分かれていますが

マスター課程は2年間でこちらは奨学金が出ない場合も多いように思います。

でも、博士課程に進むのに、マスターは不必要なんだよ。

マスターを取らないで

大学学部を4年卒業してすぐに博士課程に(アメリカで)進めるの。

(専攻によって違いもあるかもしれません)

 

自費で博士課程、というのはあまり聞かない。

(奨学金が出ないという場合は特殊の学部、そう、医学部とか弁護士を目指すロースクールがそれに当たります)

 

つまり医学部かロースクールでない場合は

ほとんどの博士課程に合格すれば、奨学金で授業料はタダ、

さらにアシスタントシップでお給料(大抵、月に手取り20万円くらい)が受けられます。

更に、健康保険も大学院が払ってくれるよ!

すごくないですか?

 

次に受験が大変なのでは?

これは。。。まず、今、日本で大学生の場合は大学の成績を良くしておくことが大切です。

ですがマストではない。(私の成績は非常に悪かったです)

それより大切なことは大学院で勉強したいことを熱く語れるかということ。

どうしてこれを勉強したいのかを志望動機に書くことが重視され、受けたい大学院の自分もしてみたい研究をしている教授に先に

連絡をとって大学院を受けたい趣旨を伝えることも大切だと思います。その教授が力になってくれる場合が多いです。

 

日本で大学はもう卒業して今、企業かどこかで働いている方。

更に受験に有利です。

社会経験をしていて、あえて大学に戻って研究したいという決意は大きく評価されます。

どちらにせよ、自分の志望動機を文にすることはどこの大学院も受験科目の一つとしていると思います。

年齢制限は一切ないです。

なんなら日本で定年になってからアメリカの博士号を取るのも余裕でアリだと思う。真顔

結果、途中で挫折してもアメリカで暮らしてみたいという目的は達成できるしね。真顔

 

そして。。。大抵の大学院はGREを受けろとありますね。

これは。。。

日本でも良い参考書もありますし、ある程度は頑張って勉強してみてください。

TOEFLもあるか。これも勉強すればするだけ点数が伸びます。

日本で受験戦争をサバイブしてきた人たちにとってはGREもトッフルもそれほど難関ではないと思う。

GREの英語はかなり難しいですが

留学生の平均点くらいで十分、どこか受かると思う。

一番大切なのは何をどうして勉強したいかという強い意志だと思います。

 

例えば、日本で大学を出てから化粧品会社にお勤めしていて(たとえ営業職でも)

基礎化粧品を作る研究をしたいと思い始めた場合、大学学部時の成績なんてあまり関係なく

したい研究をしている教授にコンタクトを取る方が受験には有利だと思います。

今の仕事がつまらない、今後外国で暮らしてみたいという動機から初めても、したい勉強があれば大丈夫。

今の生活や仕事にうんざりしていてどうしても何か変えたいという強い意志が

何かとりあえず勉強したいという意志を強いものにしてくれると思う。

 

更に!!

ついでに子供も留学させたいという場合、

親のアナタが受かれば、子供や配偶者のビザも大学院が出してくれます。

子供はアメリカの学校に入れますよ。お子さんがまだ小さければ完璧なバイリンガルになるチャンスです。

無料で英語の補習授業が受けられます。

しかも、子供の医療費は無料で受けられます。健康保険が買えないという場合はね。

 

配偶者の健康保険は大学院生の健康保険とセットになっているように思います。

シングルマザーでお子さんも一緒にっていうのも大丈夫です。

シングルマザーということで更に大学院志望動機に、日本だとシングルマザー家庭は生活が苦しく、

女性の地位向上のための研究、とか

子供たちに良いロールモデルになりたいから大学院に挑戦したい、とか

シングルマザーであることが勉強したいキッカケになっています的に志望動機エッセイに入れるのもアリだと思います。

「アリ」どころか大きくアピールできる点だと思う。

 

アメリカってお金があまりない人たちにとっても優しい国だと思う。

 

更に、卒業後、アメリカに残って仕事を見つけたい場合は、やはり一番の王道はアメリカの大学か企業でビザをとるサポートをしてくれる仕事を見つけることですが、シングルの場合はアメリカ人彼氏か彼女と結婚して永住権を取得するということは

多分、皆さん一番先に頭をよぎる手段だと思う。短絡的で一番簡単な方法かと。(簡単ではないか。。。結婚してくれるという人が見つかるかどうかにかかりますね)真顔

 

どうでしょうか。

日本の定年ってまだまだ健康で若くてやる気がある方が多いんじゃないかと思う。

それに。。。日本で仕事がつまらない。。。アメリカに住んでみたい、って程度の動機でも

勉強してみたいということがある場合はなんとか道はあると思います。

アメリカ大学院留学、敷居が高いと思っていかもしれませんが、実際は意志さえあれば道はある、と思う。

 

そうそう、アジア人差別ね。

これは身に危険があるような犯罪に巻き込まれる確率はとても少ないと思います。在米30年の私は今まで実際の知人で差別犯罪に巻き込まれたということは聞いたことがありません。人種差別は、はっきり言って日本の方がエグいと思う。

人種による社会的な差別はアメリカは敏感に禁止しているし、「やーい、アジア人!」とかって意地悪される場合?

そういうことを言う悲しい人はどこにでもいるでしょう。気にしなければ無害です。真顔

 

どうしてこんなにお薦めするかというと。。。

日本人で留学する人、極端に少ないんだもん!!!!!

もちろんそれは日本は暮らしやすく安定している社会だからと思っている人が多いのが理由の一つだと思う。

日本で起業して大成功して悠々自適の方も多いことでしょう。ですがそうでない、日本で仕事がつまらない、収入も多くなく

何か別の道はないかなと思っている場合、アメリカ留学も意外と簡単な選択肢の一つですよと

言いたかったんです。

 

アメリカで学部留学は学費がかなり高価です。(奨学金が出ない場合がほとんどです)

でも大学院は急に無料になる(場合がほとんどです)。

意外と知らない方が多いんじゃないかなと思って書いてみました。これを読んで考えてみようと思ってくれる人がいたら

嬉しいなあ。。。

 

お願い

 

特に定年後にチャレンジしてみよう!!!って人がいたらすごく応援したい!

Never too oldですよね。

 

庭でBBQが美味しい季節になりました。

外で食べると一段と美味しいですね。ビーフは放牧の有機農法の美味しいローカル牛。