ここのところ、体温の変動が激しい。
私の平熱は36.4度ぐらいなのに、最近は35度代のことがしばしばある。
そうかと思うと、いきなり体温が上がって、37度を超えることもある。
おそらく、更年期のせいで、自律神経の乱れによるものなのだと思う。
しかし先日、お風呂であったまって汗を流した後、体温を測ったら、34.4度と表示され、今まで見たことのない位の低体温で、ビビってしまった。
体温計が壊れたのかと思って別の体温計で測ってみたが、やはり34度代を示していた。
さすがに怖くなってネットで調べてみたが、喉や鼻、胃腸の不調だけでなく、ストレスなど精神的な要因で低体温になることもあるらしい。
この季節は夫の病状が悪化して辛かった記憶がいまだに忘れられず精神的にキツいのだが、思い返してみると、夫が健在だった頃も、原因不明の喉の不調に襲われたり胃腸炎にかかったり、体調を崩しやすい時期だった。
私の低体温はおそらく精神的な要因だと思われ、医者に行っても抜本的な解決になるとは思えないので、それよりは心身共に無理せず休んだほうがいい気がする。
干されているパート先は年明けに辞めることを伝えるつもりだが、あと数ヶ月と思っても通勤するのが辛く、来週は休もうと思っている。
どうせ職場でも干されてて、世の中の誰からも必要とされていないのだから、休んでもいいよね。
しかし、夫をうしない、人間の心の温かみがなくなり、精神的に人間味を失いつつあると感じていたが、ここにきて体温まで下がってきて、肉体的にも人間味がなくなっている。
私はどんどん無機質なものになっている。
もう心も体も、夫といた時のような温かみを取り戻すことはないのだろうか。
この先季節が変わっても、私の心はずっと冬のまま、一緒凍りついて解けないままなのかな。
これからの季節、世間の人々は仕事や家族のことで忙しそうで、でもクリスマスや正月などの楽しいイベントが待ち受けていて、充実した人生を送っているように見える。
かたや私にとっては、身も心も冷え切って、一人で生きていく辛さを思い知らされる季節で、毎年どこかへ逃げたくなる。
だけど、海外旅行は円安でお金がかかるし、国内はオーバーツーリズムによる混雑やクマの出没で一人で行ける場所が減っている。
体温だけでなく、私の居場所がどんどん失われていくようで、生きていくのが空しくなる。
まあ、今さら何を失っても、夫を失った辛さに比べたら、大したことないんだけどね。
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体温のことを書いてたら、この曲が脳内再生されたので、貼っておきます。