日本から自殺を撲滅したい。

男女共同参画社会を推進したい。

女性たちにもっと社会の中心で輝いてほしい。

 

私が大学生だったころはまだ、「女は愛嬌。可愛く美しければいい。」

「結婚して子供を産むことが女性の幸せだ」「家事や育児は女の仕事」と言われていました。

でもその時代は終わりました。女性も自由に生き方を選べる時代です。

 

でも日本の社会の中心には、まだまだ活躍している女性が足りません。

私は大学時代、フランス文学を専攻し、フェミニズムや男女共同参画推進社会について学んでいました。

2023年世界経済フォーラムによる日本のジェンダーギャップ指数は125位。

同条件でも女性の方が収入が低く、企業や行政の幹部職には男性が占めており、日本のジェンダーギャップ指数は先進国最下位です。海外に比べ日本は圧倒的に男女共同参画が遅れています。

 

でも男性たちはなぜそうなっているのか?自分たちが世界にまれにみる有利な状況だとは思ってもみないと思います。

今の日本は男性にとっては生きやすく女性にとっては生きづらい。

私はカウンセラーとしてこれまで多くの女性たちの悩みを聞いてきました。

彼女たちの悩みを聞いていて、いまだに女性たちの経済力は低く、社会の中心に女性が居づらい、あらゆるハラスメントの対象となりやすく、夫婦や恋人などパートナーシップでも不利になっていることが多いのです。

育児、家事、介護に仕事、あらゆる責任を一人で抱えすぎています。年収の低い職種は女性の割合が高く、男女差はあまりない。保育士、飲食業やサービス業では男女差は同じくらいか女性の方が多いです。でも大手企業の管理職や政治、官公庁の幹部には圧倒的に女性は少ないのです。

社会の中心にまだまだ女性が足りないと思います。


でもそういう生き方を選んできたのも私たち女性自身なのです。扶養控除の見直しが議論されています。103万円の壁を越えずに働いてくれるので女性の人件費は相場が安くなりがちなのです。でもそのメリットを感じていられる時代は終わりました。人生100年時代を生きるには、全然足りない。これからは女性も経済力をしっかりと持ち自由に生き方を選べる時代です。

 

私は就職氷河期と言われる時代に社会に出ました。大卒でも就職できない人があふれ、特に四大卒の女性は就職できず、総合職をあきらめ、一般職でも採用が難しい時代でした。私は22歳で息子を出産し、離婚を経験しています。養育費不払いが許される時代でしたから、シングルマザーでも誰の援助も受けずに子供を育ててきました。でもそんな不遇な境遇が私を精神的にも経済的にも自立させてくれました。私のように離婚を経験している人は、すでに社会の3組に1組もいます。


「女性が輝けは社会が輝く、若い人たちが意見を言いやすく、活躍しやすい社会に変えていきたい。」

明らかにおかしいと思うような場面でも、仕方がない、黙っていた方が楽とあきらめてしまい見て見ぬふりをして、若者や女性たちはみな自信がなく意見を言わず、高学歴で仕事の能力もあるのに、私なんて…と言います。みな謙虚です。まず、意識を変えること、そして、会社や自分を取り巻く環境で、社会の中心でしっかり意見を言えるようになることが大事です。輝こうとする女性たちは決して楽ではありません。高齢の男性権力者たちは決して自分の安泰を手放して地位を退こうとしないでしょう。ねたみや根拠のない中傷にも合いやすく古い価値観に立ち向かうことは決して楽ではありません。でも恐れないでほしいのです。誰かがいつかやってくれたら…ではなく、社会を変える1歩をまずあなたが勇気をもって踏み出してほしい、社会を変えるのはほかの誰でもなく自分自身なのです。もっと自由に輝いて、人は生きていくことができるのです。経済的自立と精神的自立を手にれ、女性たちや若い人たちに社会でもっと輝いてほしいと願っています。