私のイチオシのアレンジャーに
岩城直也くんという人がいる

彼の編曲を初めて聴いた時
衝撃だったのは、
ハーモニーの虹色感。
夢のあるドリーム感、とでもいうのかな。

ありきたりな曲を
「THE エンターテイメント」に変換できる
そんな凄腕であり
彼が音楽を愛しているのが伝わってくる
今までの日本にはいなかったタイプの
編曲家だと思った。

例えて言うなら
ディズニー映画を
サラウンドで聴いたときに感じる
「めくるめく」と表現するような
そんな体感に似ているかも。


そんな彼が
武部聡志プロデュースの
薬師丸ひろ子コンサートの
編曲を全て担当するときいて

旦那くんと総力をかけて😆
チケットを取ったコンサート。




私がいちばん好きな曲、
「woman」のサビから
オーケストラ編曲で始まり
ラストのアンコールも
「woman」で幕を閉じるという
とても美しい構成。

彼はまだ若いのに
薬師丸ひろ子の曲のなかでの
1番のポイントをしっかり押さえてて
流石✨️としか思えない。

womanは
松本隆作詞 呉田軽穂作曲(ユーミンね)
薬師丸ひろ子が歌う曲だけれど

あのユーミンが
「私が作ってきた楽曲のすべてのなかで
3本の指にはいる大好きな曲。

歌詞と曲と歌が、神がかって全て揃った
稀有な曲なのです」


…と言っている通り
イントロからサビにかけても、
本当にこんな世界観が出来上がるのは
神がかっていると、
何度聴いても浸れるのです。
(好きすぎる😂)






2部のオープニングは
Billboardクラッシックという
タイトルがついている通り

「ラヴァーズコンチェルト」を
武部さんの「バッハのメヌエット」から
シンプルに始めたものを
(この曲はメヌエットから出来てるので)






オケが虹色に!コードを展開していく
もう本当に美しいその展開の持っていき方に

やっぱり私は彼のアレンジが大好きだと
私の好みドストライクな編曲に
来てよかった泣くうさぎと思ったのでした。

こんな聴き方する人も
あんまりいないと思うのですがあせる




むかし、娘が小さなころ
お菓子教室に通った頃に、先生が
「卵を、順番や扱い方や調理方法を変えると
 こんなにいろんなものに
   変えることができるのを知った時
 お菓子作りにハマった」


、、と話されたのをきいて
そんなものかなぁ、、
と不思議に思ったものだけど

それを私に置き換えたら
同じメロディーに
コードの順番を付け替えていくと
こんなに雰囲気が、曲が、変化する!!
、、と感動してしまう私は

きっと、あのお菓子の先生のハマり方と
全く一緒なのに違いない。



彼のオーケストラへ団員への
心がこもった編曲も
それが音になって
彼へ帰ってきていると感じる

バイオリン、旋律でないパートも
どこかひとつ、キラッと光るような
演奏している人が楽しんでくれるような
そんな編曲がなされていて

だから、
指揮とオケの一体感が
愛を持って感じられるところも
とても稀有だと思う。

今回はちょっとメンバーの数が
多かったような気もしたのだけど
(薬師丸ひろ子の声を超えてる時があり)


きっと遠からず
世界にでていくだろうなと

そんな予感が
聴いていたら降りてきました✨️



最後に彼の編曲で

原曲を超えてしまった感のある

このアレンジを🫶





みなさまも
機会あればぜひ
足を運ばれてみてくださいね💕︎