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先日、250人でもできる対話という話を書きましたが、では「会話」と「対話」の違いについて、皆さんは考えたことはありますでしょうか。
辞書によると・・・
「会話」は、2人または数人が、互いに話したり聞いたりして「共通の話を進めること」とあります。
一方で「対話(ダイアログ)」は、「向き合って話すこと」とあります。
これだけではちょっとわかりづらいですが、例えば、「親子の会話」と言ったときには、挨拶だったり、その日の出来事だったりとりとめのない話だったりしますよね。
ここでは、必ずしも互いを理解しあうという必要があるわけではありません。
一方で、「親子の対話」というと、将来についてとか何かしらのテーマについて、しっかりと互いの想い・考えを理解しながら、着地点を考えていくイメージになります。
つまり、ここでは互いを理解しあうというプロセスが入ってくるのです。
さて、最近では組織の活性化やまちづくりの場でも、「対話」が求められてきています。
多くの市町村で「対話のまちづくり」というキーワードが使われるようになってきました。
まずはお互いに違う価値観を認め合い、その上で、互いが納得できる着地点を見出していく。
ここには、人の話をよく「聴く力」、人の話をよく「引き出す力」、そして、自分の考えをしっかりと「伝える力」が大切になってきます。
もちろん「会話」も大事。
まずは良好な人間関係をつくるということは、何においても必要ですものね。
でも、何かを共に創り出す時には「対話」は必要不可欠といっても良いものです。
以前主催していた「対話を楽しむ ゆり☆ラボ」@仙台
みなさんも忙しい毎日の中で、たまにはじっくりと互いの言葉に耳を傾ける「対話」の場に参加してみてはいかがでしょう?