第11話  | まったりyuriko

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          お前、必ず王女じゃないといけないのか?

        死んでも王女じゃなければいけないのか?

        王女になるのはやめて、ただ俺の女として生きるのじゃだめなのか?


          (その質問には)決して、答えないわ。

          だって、私のためにある人が何を失ったのか、

        誰を敵にまわしてしまったのか、全部わかっているのに。


          答えれば、その人を余計に辛くさせるだけだから。

        死んでも答えないわ。


          俺がイ・ソルをうまく指導したんだなあ~(直訳:よく教えたんだなあ)

         とてもひどい(悪い)質問だったのに、本当に良い答え方をしたな。


それを聞いているユンジュ・・・。

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ヘヨンは大統領から、この前の件でただちに宮を出て行くように言われます。

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        ダンがソルを訪ねて来て
        孤児だったという事は、私には隠したい恥なのに、あんたには武器なのね。
       同情を集めるためのね。
       今度私がここに来るときには、あんたがここにいないように望んでるわ。


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例の秘密の場所・・・先回りされてた!
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友達のバイト先で喋ってたら、
偶然のように へヨンがスーツケースを買いに来る。
慌てて、そこにあったカバンに隠れると・・・
偶然のように(笑)へヨンはそれをお買い上げ!!
と思ったら、へヨンは全てお見通しだったのね。

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途中でスーツケースを開けて
出てきたソルに「もう出てくるのか?」
ったく、恥ずかしいヤツだ!とそのまま置いてきぼり。


2人の想い出の場所、京福宮へ・・・



       泣きたいのなら、気が済むだけ泣け。ママに会いたい、友達に会いたい、と叫んで。
       今まで通りのイ・ソルで、生きたいように生きればいいさ。

       誰がそんなことするのよ?(そんな事は出来ない)どうしてそう極端に言う事が変わるの?

       気が急くから・・・

       どうして、そんなに気が急くの?

       俺はお前に早く成長して欲しいんだ。
       あ~、本当ならスパルタ速成教育をしなきゃいけないのに・・・思い残すことが多いよ。

       わぁ~マジで先生づらしちゃって!偉い人を作り上げて、何をしたいのかしら?

       お前のことを見ないで、生きていこうと思ってな。

       ふん!私、今日から完全にどうしようもない人間になってやるわ!

       ほらみろ、ほらみろ!!先生が面倒見きれない、この不良児が。
       いいか、よく聞くんだ。今から課外授業をしてやるからな、うん?

       あ~~、あ~~、聞こえない、聞こえない~~
       (耳を両手で塞ぎながら)あ~~、あ~~、あ~~・・・・

       ソルが耳を塞いでいる両手を、バシッと掴んで
          1. だれからも、バシッと手を掴まれないこと
            「あなたが掴んでいるじゃ・・・」
          2. どんな車にも乗らないこと
          3. 誰の背中にもおぶわれないこと
          4. 誰とも、酒を飲んで醜態を曝さないこと
          5. 誰からも、告白されないこと

       分かったか?ちゃんと書いたか?

       どうやって?(と言いながら、ヘヨンに掴まれたままの手を振る)

       書くということは、必ずしも手だけでするものじゃない、心でも書けるだろう?

       もう一度、言って。後で必ずテストに受かるから。

       『後で』が、いつあるんだ?これから実地練習だ。ついて来い。


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一緒に2ショット記念撮影!



        わ~~見て、見て!
        (後ろの)屏風の景色がまるっきりかすんじゃうようなキメポーズ!



       大したものじゃない?~わう~この立派なバイトの経験で、光り輝く写真が出来たわね。
       あらあら、この格好は何なの?

        (アルバイトの王女を指しながら)この子はホントに何も分かってないわねぇ~
       やっぱり先輩
(=自分)より、出来のいい後輩はいないって事よね。
       バイトの王女なんて、ホント大したことないわね。
       王女でいるっていう事は、並大抵の事ではないわ。
       人々と一緒に写真も撮ってあげないといけないし、
       一人一人、話も聞いてあげないといけないし。
       今じゃ、Eメールもとんでもない数になったし。


        やっと少しは分かったか?
       お前が今やろうとしていることは、単に5000Wのバイトではなくて、本当の王女だということを。
       さっきお前の前で列を作って並んでた人達にしたように、これからどんな問題が起ころうとも、
       一つ一つ、目を背けずにやり抜くんだ。ちゃんとできるよな?


        ・・・だけど、今日に限って、どうしてこんなに真剣に話をするの?

        今日はちょっと、真剣なんだ、アハハ

        ったく!・・・・・何かあったの?

        いや・・あ~あった、あった。
        いつもひたすら一途路線のN某氏が、お前に是非会わないといけないってさ。


        教授が?

        うん。お前が写真を撮っている時(お前に)電話がかからないと、俺に電話してきたんだ。
       ある皇室の遺物を見つけたんだが、一度王女様が見る必要があるんだってさ。
       まったく、自分一人が、凄い仕事をしてると思ってるんだからな。



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へヨンにとっては、大事な思い出になった(涙)


再度、孤児院に院長を訪ねるソルと教授。

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       この前来た時、イ・ダンさん・・・ウンビョルがあの香袋をお母さんに貰った
      と言ったと仰いましたよね、
それを思い出しまして・・・
      もしそうであるなら、あの当時、イ・ダンさんは実の両親と行き来があったのでしょうか?


       あ~あ、誤解なさったようですね。実の両親であるとも言えるし、そうでないとも言えます。

       それは、どういう・・・(意味でしょうか?)

       ここの子供たちには、みんな幻の(想像上の)両親がいるんですよ。

       幻の両親ですか?

       分りやすく言えば、嘘を言っているという事です。
       「私、今日ママの所へ行ってきたの」 「僕、昨日パパにプレゼント貰ったんだ」
       う~ん、「私のママやパパは、すっごいお金持ちなの」というような事です。
       ウンビョルは、主に母親の事をよく言っていたし、ソルには幻のパパとおじさんがいたんですよ。

       私がですか?

       ええ。(ここに来て以来)数か月経って、やっと話し始めたんですが、
       「おじさんはどこにいるの?おじさんと(一緒に)いたら、パパが会いに来てくれるって言った」と。
      パパは走る隊長で、おじさんは泣き虫隊長だとも。
(言ってました)

       おじさん、ですか?

父の事を考えているへヨン。
(探しにいくつもりなんだね。)

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そして、宮殿を去る・・・。



発つ前に 教授と会い、ソルの事を頼むへヨン。
へヨンの携帯には、ソルからの大量の着信履歴・・・・

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調べものをした後、先輩に会うために連絡。


ヘヨンが宮を出て行ったと。
パニックになるソル。

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ヘヨンが残した書類は・・・先週ソルが自分の全財産157000Wを
銀行から下ろして寄付すると言いましたよね、その寄付の書類です。

「寄付確認書」・・・ 寄付人 イ・ソル 、寄付金額 十五万七千ウォン(W157000)

~恵まれない人々を助けるための寄付金(原語はソングムで漢字で書くと『誠金』)
として寄付したことを~(画面ではここまでしか見えません)

そしてヘヨンのメモ(黄色い紙)が・・・
「王女様の最初の命令を完全に遂行したことを、ご報告致します。
外交部 皇室部署担当参事官 パク・ヘヨン」

それを見て泣いている所に、ヘヨンからメールがきます。
「プレゼントは2つある」 と。

それを読むや否や、ダボクがやってきます。
2つ目のプレゼントは、母 ダボクだったのです。

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「パク参事官さんが、もうお前に会いに行ってもいいって。
そしてお前をしっかり抱きしめてやって欲しいって。
お前がものすごく辛がっているからって」


オンマにそう言われて、益々泣くソルでした。


ヘヨンの先輩の言葉によると、
ヘヨン父は今もたしかにNYに住んでいて、
韓国の入国禁止者名簿に載ってるとのことです。



先輩の言葉を受け、外交部に休暇届を出して、
父をNYに訪ねていくために出国しようとします。

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空港にへヨンを追って駆けつけるソル。

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その時、ユンジュから電話が・・・

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へヨンは出国を止め、急いで戻る。


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       (ドンジェに)急にお呼びだてして、申し訳ございません。
       すぐにお見せしなければならない物がありまして。

       (尚宮長が香袋の入った箱を持ってくる)お開け下さい、会長。

       ド:あぁ、これは!明成皇后様のお持物の香袋ではないか。

       はい。これまで皇室財団でも、見つけるためにに尽力してきた明成皇后の香袋です。
       遂に専門家の鑑定によって、真品(本物)だという鑑定結果も出ました。

       ド:あぁ~そうか、そうだったのか。(ソルに)姫様、お確かめになりますか?

       それ(この香袋を見た事)が、とても昔の事なので・・・

       ド:これでございます。これでございました。
         (ユンジュに)ところで、この香袋をどうやって見つけんだ?誰が持っていたんだ?

       王女様が香袋を持っていないという事が、弱点になるのではないかと思い、
      今まで財団で明成皇后の香袋を見つけるために全力を注いで参りました。
      ところが、思いもかけず、意外な方が所蔵されておりまして、
      わたくしも大変困惑しております。
      所蔵者をこの場にお連れしました。お入りください。

       (ダンが入って来る)

       ド:これは!このお嬢さんは、王女様の姉ではないのか?

       はい、会長。

       ダン:この香袋は、孤児院の私に両親が残して下さった唯一の遺品です。
          ですから、失くさないように大切に保管してきました。

       そんなはずはありません!絶対に、そんなはずありません!

       ド:この香袋は、私が王女様の父上であられるイ・ハン皇世孫殿下にお渡しした物だ。
         お嬢さんの両親の物であるはずがない。

       ダ:私も一緒に育った妹が王女になるのも良いことだと、考えていました。
       ですから、静かにしていようかとも思いました。
       ですが、やはり来なければなりませんでした。
       私は5歳の頃、孤児院に入ることになりました。
       父と私は生命の危機を感じながら、誰かに追われていましたから。
       ところが、ある日の夜、父が亡くなりました。
       あの孤児院で、ソルに出会い、私の(それまでの)すべての話をソルに話してやりました。

       あ~~、あ~~、違うわ!とんでもないわ!
       お姉ちゃん、どうしてそんな嘘を言うの?

       ダ:ソル、ごめんね。だけど真実は、結局いつかは明かされるものじゃない。

       お姉ちゃん!

       私が思いますに、客観的な検証なくイ・ソル王女様を入宮させたことが、
      そもそも問題の原因であったと思います。
      王女様を探しだす過程が国民に公開されることもなかったですし。


       ド:過程がなぜ必要なんだ!過程が! 私が証明したじゃないか、私が!
         すでに王女様の昔の記憶を確認したし、王女様の記憶は正確だった。

       私は、皇室財団の理事長として、疑惑があるのなら
      明々白々に明らかにすることが私の仕事だと思っています。


       ド:お前のせいにしてるわけではない。お前は自分の仕事をしただけだ。
         いいだろう、(ダンに)一つ、聞きたいことがあるんだが、この年寄りを覚えていますか?

       ダ:はい。工事現場に会長がいらっしゃった日、ヘリに乗って来られました。
         私は父に抱きしめられていました。父は怖がっていました。

       違う!工事現場にいたのは、私よ!

       ダ:じゃあ、なんであんたも工事現場にいたのを覚えているの?

       何ですって?

       ダ:どうして覚えているの?

       ・・・・

       ダ:パパと私は、ずっと誰かに追われ続けていたわ。それは覚えているの?

       それって、どういう意味?

       ダ:その『誰か』が、会長の前には決して現れるなと、パパを脅迫したわ。
         パパは私を守ろうと、ずっと逃げ続けていたのよ。

       その『誰か』は、誰なのよ?
      お姉ちゃんが、どうしてそんな事を知ってるの?


       ダ:その『誰か』が誰なのかを、パク・ヘヨン参事官さんならよくご存じだと思うわ。

       その場にいる皆が困惑して黙り込み、特にヘヨンは複雑な表情で考えている所に、尚宮長がきて
       「お話し中恐れ入りますが、ただ今、皇室に関するニュースが速報で出ています」と告げる。



既に、マスコミの知るところとなり
TVではバンバン報道されている。

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同じくそれを見ていたダボクは、意を決したようにどこかへ電話。
ダンは、ダボクからかかってきたその電話を無視する。

会長はダンの話を聞いて、非常に怒って、
なぜダンがあんな事(ヘヨンの父の事)を知ってるのか、
とギテクに怒りまくり、その挙句、
ダンに入れ知恵したのはヘヨンに違いない、と
ヘヨンを呼んでお前が自分の父の事をしゃべったんだろう、と言います。

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ヘヨンは最初、祖父に疑われて非常に驚きますが、
最後には 「そうです!そうです!私です!」と、
ダンに言ってもいないのに「自分が言った。」
と祖父に言い、部屋を出て行きます。

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ユンジュはジョンウに

「皇室再建の前に、会長が倒れる(又は亡くなる?)奇跡が起きる」

と言うのですが ジョンウはユンジュを抱きしめて

「もう、ここまでにしておけないのか?」と言います。


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