あんなに目をパチクリして余裕かましたキスしてたのに(笑)、何故か爆睡してるソル。
ソルを布団に寝かし(コートのまま?)、へヨンは寝顔を見ながらため息をついている。
そして、ソルが目覚める前に へヨンは宿を抜け出す・・・ソルを置いたまま。
(コメディのはずだったのに・・・すっかり、へヨン=ドンチョルと化してるじゃん。)
すっかり夜が明け、目覚めたソル。
部屋にはへヨンの姿はなく、慌てて港に出てみると、
会長の部下達(花子に似てるわ~)が駆け寄りソルを強引に車へ。
逃げようとするが、ロックされてて逃げられない。
ほくそ笑む花子。携帯も取り上げられて、使えない。
「オ・ユンジュの指示なの?へヨンssiのとこに戻らなきゃ。」とまだへヨンの事を疑ってないソル。
王女という立場で花子を脅すと、かかってきた携帯にやっと出してもらえる。
その電話は、パク・へヨンからだった。
ボディガードがおかしいのよ・・・早く来てよと訴えると
「俺は行けない。俺はお前を見捨てたんだ。お前は会見には出られない。もし来ても中には入れない。」
その頃宮殿では、ソルがいない事に皆が気づき始める。
若い方の尚官がへヨンのとこに来て
「昨日、王女様とお出かけになりましたよね?
お二人とも楽しそうだったので、皆には黙ってたのですが・・・。」
会場では皆、王女がいなくなったと騒ぎ始めている。「本当にひどい!あんまりだ!」と。
ユンジュは、へヨンがいつか
「彼女の行く末については、ちょっと気がとがめている」と話してた事を思い出す。
時間がだいぶ過ぎてから、へヨンが一人で会見場に現れる。
「個人的な理由で、今日の会見に王女は出席できません。ゆえに、記者会見は延期となりますが、
この機会にイ・ハン皇太子の噂について我々の見解をはっきりさせたいと思います。
皇太子の過去の報道記事は、全く事実ではありません。
我々は、悪意のある噂を全て調査しはっきりさせます。」
その時 教授が会場を抜け出し、ソルに電話をかける。 が、花子が携帯を渡してくれない。
ソルは「携帯を返して。どっちみち、もう会見には間に合わないんだから。」
花子は苦渋の決断、携帯を返してくれる。
教授が「今、パク・へヨンが一人で会見をしている。お前たち、お互い合意したんじゃないのか?
お前だって準備してたんじゃないのか?」
ソルは「もうじきそっちに着くから、会見をちょっと延ばして貰えないですか?」
教授は「もう、会見は始まってしまってるよ。 これは全部、パク・へヨンの独断なのか?」
その頃へヨンは会見場で
「イ・ハン皇太子が偽物の骨董品を売ったのではなく、イ・ソルの継父であるイ・ドングが売ったのです。
王女の継父の過去により、皇室の名誉を汚されました。この会見で、それが改正されればと思います。
もうひとつ申し上げたい事・・・ここにいる私は、テハングループ パク・ドンジェの孫ではなく、
王女の教育係として派遣された外交官だという事です。ゆえに、偏見のある人達の言うところの血筋とか、
テハングループのマネーロンダリングだとか、誤解されないことを望みます。」
会見を終えたへヨンに駆け寄った教授が
「何の権限があってこんなことをしたんだ?!さっきソルと話した。
会見を延ばしてくれと言ってた。彼女が来れないようにしたんだろ?」
へヨンは、あなたには関係ないことだと冷たく言い放つ。
「何故、継父の事を話した?イ・ソルにとって、かれらは唯一の家族なんだ。
その家族を彼女は失うかもしれない。大学でも病院でも、お前を見ていたら、
今迄ソルの事を心配してくれてると思ってた、全くのワルではないと思ってた、
彼女を傷つけないと思ってた。だが信じられん、何でこんな事が出来るんだ?」
へヨンは「悪い人間を(勝手に)信用したのはお前だ。
理事という仕事を引き受けたからには、報酬ぶんの仕事をしたらどうだ?
ナム教授、あなたは(先生と)生徒の線を越えているように感じるのだが・・・」
「私にとってソルは、生徒以上の存在・・・生きている伝説、いつも追い求めている人生の夢なんだ。
どっちにしろ、お金で動くお前には解らんだろうがな。」
「お前はいいな、彼女を助けることだけすりゃいいんだから・・・」
「そうだよ。これからは、もっともっと積極的に彼女を助けなきゃな。」
ソルは、携帯画面で会見の様子を見ていた。 頭の中をへヨンの
「俺はお前を見捨てたんだ。お前は会見には出られない。もし来ても中には入れない。」
という声がよぎり、さめざめと泣く。そして花子たちに、引き返すようにと叫ぶ。
教授と話したあとへヨンが部屋に戻ると、ユンジュが待っていた。
「王女が戻ったら、俺が世話をする。だからお前は心配しなくていい。」
「昨夜は、王女と一緒だったの?いいわ、私信じてるから。
でも、会見はあんな風にやるべきじゃなかった。
あなたは何故そんなに簡単に(自ら)彼女を助けるの?」
「これが、彼女から家族を失わせる方法だったんだ。辛いことだろうが。
お前は他の誰より理解してくれると思ってたのに。」
「養子縁組家族の繋がりを失うなんて、辛いことじゃないわ。何日か泣いてるだけよ。
彼女が王女の地位を放棄すると思う?オッパ、結果だけ見て。彼女を守ってるだけじゃない。」
そこへ会長が入ってきて「ユンジュ、ちょっと席を外してくれ。」
へヨンは会長に、仰る通りにしましたと。
会長はへヨンとソルのスキャンダルを心配しているようです。
「言わなくてもどうすればいいかお前はわかってるだろう。
お前、何をした?王女は今どこなんだ?!」
へヨンは「たぶん、どこかで泣いてるでしょう・・・。」
TVでは記者会見の内容が報道され、それを見たダンは激怒、ダボクは悲しむ。
ソルは二人に説明しようと ペンションに駆け付けドアをたたくが、ドアをあけてくれない。
思わず出ようとするオンマをダンが引き止め、「もうあの子は家族じゃないのよ!」
ドアの前で泣き叫ぶソル。「私はあんなことしたくなかった。お継父さんの事話したくはなかったのよ。」
その時、教授が車で駆けつける。
ドアの向こうで、ダボクがそっと呟く。
「大丈夫よ。何でもないわ。いずれ、真実は明らかにされるものだったから。
あなたさえ幸せになってくれたら、私はそれで充分なのよ。
でも母さんも人間だから、今は心がすごく痛くて・・・だから、お前の顔が見れないの・・・。」
教授は、泣き続けるソルに
「家族の元に戻るか、宮殿に戻るか、どちらを選ぶのか今ここで決めるんだ。
お前はご両親の娘と言う前に、大韓民国の歴史なんだ。
その歴史は正さなければいけない。俺だけでなく、韓国民の為にも。」
引き出しに入れてある父の写真を眺めながら、苦悩の表情のへヨン。
そこへギテクが来て、
「有難うございます。今日の記者会見、正しい選択だった。会長もそう感じておられるでしょう。」
「正しかったかどうかはわかりません。正しい選択が、必ずしも最善の結果を導き出すとは限らない。」
「どういう意味だ?」
「娘をその父親のように 人生をあてもなく彷徨わせるのは簡単な事です。
私は、あの父の息子ですから。 それを忘れないで下さい。」
花子が会長に叱られています。
「部屋を借りた~?!王女とへヨンが同じ部屋に泊まっただと!?」
「一部屋しかなかったんです。」
「非常識なっ!!」
激しくお怒りの会長はユンジュを呼び何か指示したんでしょう。
宮殿に戻ったソルはへヨンに怒りをぶつけます。
「嫌なヤツ!嫌なヤツ!」と繰り返し叫びながら、へヨンの胸を叩く。
「よくも私を置き去りにして行けたわね。よくもこんなことが出来たわね?!」
へヨンは、表情を変えずに
「もう誰もお前を守ってくれる人はいない。ずっとひとりぼっちだったんだろ。
王女になるって決めたんなら、この位は想定内じゃないか。」
「パク・へヨンは、私を守ってくれると思ってた。なのに、何でこんな事が出来るの?」
「何で、俺がお前を守らなきゃいけない?何の理由も根拠もなく。
何を根拠に、お前は俺が味方だと思ったんだ? お前が決めたことだ。
お前が王女になると決めた時点で、あの人達はもう家族ではない、そうだろ?
戻りたいか?あの人達に許して貰って、家族に戻りたいか?王女を諦めて!
もし諦めるんなら、あの人達のところへ戻れる・・・そして、俺のところにも。」
最後の言葉に驚いて、泣き止むソル。お互い見つめあう二人・・・。
へヨンは一人、部屋に戻り、ソルはそこにへたり込む。
ユンジュが尚官たちに、今後は王女の全ての行動を把握するよう厳しく言い渡します。
オンマに何度も電話しても繋がらない。
メールを送ってみたが、実はオンマはいなくてダンがそのメールに返信する。
「もうこれから 電話はかけてこないで。」
ショックを受けたソルはすぐ家に戻ろうとするが、クビになるからと尚官に止められる。
ユンジュがソルの部屋に来て、「会見に来なかったから、ネットではあんたが死んだって噂よ。
あんたは、三流役者以下の ただのあやつり人形。早く着替えて、病人のふりをしなさい。」
「出て行って!」
「早くしなさい、起きて。」
「出てってって言ったのよ。」
意外な強気のソルに、呆れた様子のユンジュ。
ソルは尚官を呼び自分の着替えの準備を指示、ユンジュには全職員を集めるように言う。
「王女として、皆にお話ししたい事があります。」
皆が集まったところにソルが現れる。
ソルは緊張していて、目は教授を探す。教授もそれに応えるように微笑みながらうなずく。
次に、視線はへヨンへ・・・何かを決意したかのような鋭い視線のソル。
背が低いので後ろの職員が見えず、考えたソルはソファの上に乗っかる(笑)。
「記者会見に出られなくて、申し訳ありませんでした。
今迄自分は何者かも解らず、何をしたらいいのかもわかりませんでした。
突然こういう事に(王女に)なって、とても怖かったのです。
父の汚名をはらしたくて宮に来ましたが、今 私は判りました、
父は私ひとりの父ではなく、皇室の歴史の一部なんだと。
ですから、皇室財団発足式を行います。」
「あの夜、何があったの?彼女があんな風になったのは何で?」
「いずれ、発足式はやるんだったろう?何か問題でも?」
「発足式は王女の為にやるんじゃないわ。オッパと私の為にやるのよ。
ほんとに王女にするつもり?オッパと私は同じ道を一緒に歩んでると思ってたのに。」
「同じ道って?」
「私と本当に結婚したいと思ってる?」
「前にも言っただろ?一文無しになったら結婚しないって。俺の精一杯の配慮だ。」
「それはただの言い訳でしょ!私がお金だけを考える女と思ってる?もっと鈍感になれと?
オッパ、そんな女になれてたら 私もどんなに良かったか。」
「誤解だ、俺はそんな風に思ってない。お前には幸せになってほしいんだ。」
「たとえ無一文でも、それでも私はオッパが好きよ。だから結婚しましょう。
(でもオッパは)答えが出せないでしょ?だって、答えたら逃げ道がなくなるから。
それに・・・彼女への気持ちが、始まってるから・・・そうでしょう?」
絶句して、何も答えられないへヨン。
暫くして(彼女には)何もしてやらない、するつもりはないと答えるが、
「オッパは自分で気づいてないかもしれないけど、もうしてるじゃない。」
大きな仕事をやり遂げた気分のソル、教授に褒められ励まされる。
ソルは王女になると決めたので、今迄利用した怪しげなサイト履歴を削除しようとする。
ソルのお気に入りの場所のクラシックカーの中で、それをリストにしてる(笑)。
「秘密のおねえさん」とか「欲望を発散」とか・・・沢山あるみたい。
ちょうどそこにやってきたへヨン、慌てたソルは証拠隠滅とリストを口に入れる。
が、口から引っ張り出され見られてしまうが、すごいリスト名に・・・へヨンも唖然。
「お前、ポルノなんか見るのか?」 「予告編だけよ」
結局はへヨンが知り合いに頼んで、その履歴を削除してくれる。
呆れた表情で「秘密のおねえさん・・・」と呟くへヨン(爆)。
尚官が走りこんできて、「会長が夕食に集まるようお呼びです。」
ソルは不審がるが、へヨンは何故集められるのか解ってる様子。
食事の席で、会長はへヨンとユンジュに結婚しろと告げる。
「そして、へヨンと王女さまの噂を終わらせるんだ。」
ショックを隠し切れないソルと教授。
「なぜ何も言わない?」という会長にへヨンは
「そうします。お祖父様の為じゃない。これは自分の意志です。」
ところがユンジュは「結婚しません」と答える。