夕食後。いつもの通り寝落ちしてしまい、ひとしきり爆睡して深夜に目覚める。
洗い物などを終え、いつもならすぐ眠るところだけど、なんとなく心にゆとりがあり、ふと片桐ユズル先生の詩集を手に取り読み進めた。
さらにもう一冊の本に手を伸ばしつつ、まぶたが重たくなってきたので、さていよいよ寝ようと、寝る前にSNSをチェックすると、片桐ユズル先生が永眠されたと。。。
御年92歳。眠るように逝かれたそうです。
ソマティックの世界に足を踏み入れ、ユズルさんのプレゼンスに生で触れられたことは、私の人生の大きな収穫のひとつ。
というか「プレゼンス」って、こういうことなんだ!と、震えた。
ただ、そこにある。
力を抜いて海にぷかぷか浮かぶように、この世にいる。
その柔らかで、でもしなやかな芯がある存在の周波数が、気体のように細やかな粒子が、周りに、空間に伝播する。
ポロリと飛び出す言葉は子どものような無垢と賢者のまなざしが同居している。
興味があることに対して、クワっと目が力強く開く。
「触れさせてもらって良いですか?」と問いかけると満面の笑顔を向けて下さる。
自分がいくつまでこの世でがんばるかはわからないけれど、あんなプレゼンスの境地にいつの日か辿り着けたら。
肉体を離れられたのは寂しいけれど、まだ柔らかく世界をたゆたうユズルさんの気配を感じます。
たぶん、これからもふわふわと、気がついた時にはお会いできる。
そんな気がする。
追記①:
この投稿をご覧いただいた方からメッセージをもらいました。
片桐ユズル先生が私と一緒に撮った写真を見せて、ニッコリ笑いながらこうおっしゃっていたそうです。
「この人はね、いい人。いい人なんだよ。」
私の心にはユズルさんが刻まれまくっているけれど、ソマティックのイベントがらみで全部で3回くらいしかお会いしたこともなく。
お会いするたびに「私のこと覚えているかなぁ〜?!」と、不確かなまま、図々しくも話しかけさせてもらっていたので、認識していただけていたと知って、とてもとても光栄でした!
追記②:
空に帰る数日前、奥様に向かってこのようにお話されていたそうです。
「急にイタリアに行くことが決まったんだ!!だから、急にいなくなっても驚かないように。」
とてもうれしそうに、なんども繰り返し。
たぶん、いまごろイタリアの空の下で美味しいマキアートでも楽しんでいらっしゃるのでしょう!
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