「何かに長けた人」というのは、「間合いを読むことに長けた人」なのだと思います。
素材を生かした絶妙な塩加減、火入れ加減の料理のように。
多すぎす、少なすぎず。
そうやって、自分はちょうどいい張力を保ちながらリラックスし、抜群のタイミングで最小限触れると、相手の身体がふんわりと良い感じに仕上がる。
イールドはそうした間合いを探求し、自分と他者の間で起きる共鳴によって、一見静かだけれど深く大きな変容が、身体の望むペースで引き起こされるボディワーク。
深い休息ができる応答性の高い身体を目指すための最初の3シリーズ、そしてよりバランスよく統合された身体に育てていく8シリーズで構成されています。
ほんとうに薄味だけど、旨みが凝縮したお出汁のように、身体に沁み渡り滋養する。
身体がそれを受け止められる時には、予想を超えたダイナミックでパワフルな変容をもたらすこともある。
セッションの後は、身体はもちろん心も含めた「あり方」まで整う。
そのシンプルながら果てしない変容の可能性を内包する技法に魅了され、学びにコミットすること2年半。
8セッションすべてを提供できる、8 series of Yielding Embodiment® Orchestration 認定イールダーになりました!
施術者としては 「どれだけ、なにもしないか。でもそこに張力を保って在り続けるか。」という超ムズいことに粛々と取り組みつづけることは、もはやヨーダを目指すかのような終わりなき修行の旅なのですが
まずは、一区切りのところまで到達し、ホッとしています。
今回参加したのは「動的サポートと統合」のクラス。
「統合」のテーマにふさわしく、ある種の卒業試験かのように自分の特質を見直し、再度あり方を問われるような4日間。
必要な時以外はほぼ触れない、極めて非侵襲的なイールドの世界観の中で、切り込み隊長的な自分の資質をどう生かすか?を模索し続けました。
結果、私はどう触れようか触れまいか頭でモヤモヤ考えるよりも、「ぶっ込み上等!」あるいは、「気配を感じた瞬間にはもう斬ってる」剣豪スタイルがシックリくる。
「小松さんは、触れた瞬間に重心がピシッと下がる」という師匠の言葉を信じて、精進しようと思うのです。
って、イールド知らない人にとってはナンのこっちゃかもですが
2024年は個人セッションに加えて、イールドを体験できるワークショップも企画したいと思っています。
身体の居心地を探求するイールドは、あらゆるセラピーの基盤となるもの。
そして、イールドで養われた身体感覚は私たちが人生を歩む指針になるものです。
自分の人生において、自分の身体でYESを選択する力をつけたい方は、ぜひ体験しにいらしてください。
身体共鳴研究室
https://somaticresonance.amebaownd.com
■鎌倉別室