成果の上がるOJTにするには~感性でやっていることの伝え方~ | 「難しい」を「易しい」に変える伝え方・考え方

「難しい」を「易しい」に変える伝え方・考え方

可能性に満ちた扉を開き、どんどん行動できる自分になるには? それは自分の頭の中にあるものを「書き出す」こと。あなた自身が既に持っている知識や経験を言葉にし、自分の価値を文章で発信することで選ばれる専門家になる方法をお伝えしています。

こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える

深谷百合子です。

 

 

業務の引継ぎや新人への教育などで、

マニュアルとか教育資料をつくるとき、

「言語化できない」という問題に

ぶち当たることがあります。


感性でやっていること、

つまり、

センスとかキャラ、

勘でやっているようなことです。


教えようと思っても

どう教えたらよいかわからない。


そんなときにどうすればよいか。
 

 

今日はそんなお話です。
 

 

 

 

センスや長年培った経験からつかんだ

勘どころを生かして

やっていることって、

言葉にするのが難しいですね。


私の場合は、工場勤務時代、

機械の点検で
「こんな音がするときは、

こういう異常が疑われる」
みたいな「五感に頼る」部分が

多くありました。


ベテランの人は、

ちょっとした違いに気づくけど、

新人はなかなか気づけません。


ベテランと新人を組んで

OJTをやっていても、

「ベテランの背中を見て覚える」

というような感じの伝え方しかできず、

なんとかしたいなぁと思っていました。


こういうのって、

業務フローみたいな形で表せないから

余計にやっかいです。


外からは見えない

「頭の中で起こっていること」を

見える化するには

どうしたらいいでしょうか。


それは

「書き出す」ことです。


たとえば

同じ現場で同じものを見ていても、

ベテランと新人とでは

得ている情報が違います。


ベテランは見ているけれど、

新人は見逃している。


ベテランは聞いているけれど、

新人には聞こえていない。


何を見て、何を聞いて、

何を感じたのか。


それらをお互いに

紙に書いて見せ合うのです。


すると、

どこに差があるのかが

わかってきます。


「あ、こういうとこが

新人には見えていないのか」
ということがわかると、

具体的に何を見たらいいのか、

見て何をどう判断するのかを

伝えやすくなります。


写真や動画などを使うのも

いいですね。


これは、たとえば「デザイン」といった

個人のセンスに依るところが大きい

と思われていることにも応用できます。


ベテランはデザインするにあたって

どんな情報を得ているのか。
その情報の中から、

何をピックアップしているのか。
ピックアップした情報を

どのように解釈しているのか。


「インプットした情報」
「それに対する自分の解釈」
「できあがった作品」


この3点セットを

ベテランと新人とで比べてみる。
 

 

そして、

新人はどこを見てどう解釈したのか。

 

その違いを見比べてみることで、

何を説明したらよいか

的を絞ることができます。


もちろん、

新人の目線、解釈を知ることで

新しい発見もあったりします。


「こういうのはセンスだから

長年かけて培っていくしかない」
と思っていることでも、

意外とわかりやすく伝えることが

できるようになります。


OJTがうまくいかないとお悩みの方は

ぜひ一度お試しになっては

いかがでしょうか。


ちなみに、

どう書き出したらよいか、

その詳細は新刊

『はじめてリーダーになる女性のための教科書』

P145~148にも

書いていますので、

よかったらそちらも

参考にしてみてくださいね。


それでは、また。



 

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