「命」を軽んじる政治に黙っていられない！
昨日、政府は、与党協議による「安全保障法制」というの名の「戦争立法」１１法制を公表しました。
「国際平和支援法」を新設するとのことですが、
中身は、米軍の戦争支援のために、いつでも、どこでも、地球の裏側までも自衛隊を派兵する「海外派兵恒久法」です。
現行の派兵関連法改定案の１０本は
①自衛隊法＝他国軍の武器等防護、 邦人救出、平時の物品・役務提供
②国際平和協力法＝国連PKO法
③重要影響事態法＝現・周辺事態法
④船舶検査法
⑤武力攻撃・存立危機事態法＝現・武力攻撃事態法
⑥米軍等行動関連措置法＝現・米軍行動関連措置法
⑦特定公共施設利用法
⑧海上輸送規制法
⑨捕虜取り扱い法
⑩国家安全保障会議設置法
（その他、多数の法改定を予定）
これは、全てが海外での軍事活動を円滑におこなうための法整備を進めるものです。
過去には、１００時間の審議を超えた派兵法の改定案を、
今度は「一括」まとめて、
5月15日に法案を国会に提出し、審議時間を削って強行しようと
自公政権が狙っています。
大変緊迫した情勢です。
しかも、①の自衛隊法改定では、上官の命令に自衛官が従わなかった場合、処罰規定を新設する方針です。
これでは、自衛官になりたい人は遠ざかってしまいます。
災害の支援で自衛官になったという人も少なくありません。
戦前の日本に逆戻りする策動に、
「憲法9条守れ」 「若者を戦場で人殺しにさせてはならない」
声・世論を大きく広げなくては！です。
また、自衛官と言うと
4月12日の「焼津みなとまつり」で、海上自衛隊輸送艇2号の入港・一般公開が行われたことをお伝えしなければなりません。
まつり当日前の4月７日、一般公開を知った市民の皆さんが、市内９団体として、「入港と一般公開の中止」を焼津市と商工会議所（焼津みなとまつり実行委員会）へ要請に行っています。
しかし、一般公開は止められませんでした。
でも、今回の入港・一般公開は、実行委員会からの要請ではないことがわかり、自衛官のなり手が増えない背景があるようでした。
焼津市は、戦争や核実験による大きな被害を受けた歴史があり、
戦時中には、この港からも徴用船として出航しています
市内の港から、１００隻にも及ぶ漁船が軍事徴用されたのです。
軍艦の前衛として
多くの漁船員が船ともども太平洋に沈み、
その惨劇は、今も生き残った船員によって語り継がれています。
戦後の、ビキニ水爆実験による「第五福竜丸」の悲劇も広く知られています。
海と共に苦難を乗り越え発展してきた焼津市
ここで生きる私たちは、その歴史に向き合い、学ばなければならないと思います。
まつり当日、
沢山の出店にお客さん賑やかく、八丁櫓体験や高校生によるカツオ一本釣り模擬体験、コンサートやダンスにバスケなど楽しいお祭りの場に、軍艦の輸送艇が寄港。
私は、この輸送艇に見学者が乗って楽しそうに写真を撮る人々の姿を目にした時・・・
「俺は３回も徴用船で駆り出され、３回目は船がやられて、海に放り出され一日中漂流。ようやく近くに船が来て助けられたんだ・・・だけど一緒にいた仲間はみんな死んでしまったんだ・・・」と語って下さったＫさんの言葉を思い出しました。
そして、アメリカに知られないように、この港に帰って来た第五福竜丸と乗り組み員の姿が頭に浮かび、切なくなりました。
楽しいまつりの場に、このような見学は合いません。
このことを強く感じました。
旧港へ入港・一般公開された海上自衛隊郵送艇2号
「命を守る」平和に関することでは、
日本共産党焼津市議団は、2月の定例市議会で2本の意見書案を提案しました。
１つは、「日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書（案）
これは、全会一致で可決され、意見書として国へ上げることができました。核兵器廃絶を願う焼津市議会として当然のことでした。
もう１つは、「集団的自衛権行使を可能にする法整備に反対する意見書（案）」
こちらは、議会運営委員会にて、
自民党系会派と公明党の反対によって否決されてしまいました。
でも、あきらめずに、引き続き６月議会でも頑張ります！
いよいよ国会審議の場に移る「戦争立法」
命をないがしろにする政治許さず、
若者を戦場に送らせない
子どもたちの未来に平和を手渡していく！
そのために、
国政の場でも地方議会の場でも頑張る日本共産党を大きくのばしてください！
今日は、一斉地方選挙：後半戦の最終日、
憲法9条を守り、戦争への道を許さない日本共産党をどうぞよろしくお願い致します！