弁護士事務所へ問い合わせて、足を運ぶ日を決めた。電車を乗り継いで、とある高層ビルへ。流石なかなか厳しい事案を取り扱ってる弁護士事務所。オートロックで、毎回必ず一階で身元を言って約束の時間と担当弁護士を言わないと解錠してくれない。確認が取れて入ると、一室の応接間へ案内された。事情を全て説明し、契約を交わす。調停の日は、弁護士さんと裁判所で待ち合わせをして、調停に望んだ。裁判所の待合室でずっとソワソワ。順番を呼ばれて弁護士と一緒に入室。夫の言い分は先に聞かれていたようで、その言い分を一通り確認した。そして、私と弁護士で話し合った離婚条件なども含め話すべきことを話し、そこで超定員の人は改めて夫との時間を作った。どうやら、夫はここでも養育費は1円も出さないとか、とてつもない言い分をしたようだ。調停員の口から出たのは、「いや、医者って変わった人が多いとよく聞きますが、ここまでの人はなかなかいませんねぇ。これじゃ、当人同士では話し合いになりませんでしたでしょ。しかし、養育費は必ず払っていただきましょう。お子さんの権利ですし、親としての義務です。彼の言い分は通じません。」と。苦笑いしながら話された。…ですよね…本当に常識が通じない人なんです…と思いながらも、一歩ずつ前へ…と思い、離婚の扉を開けて進み始めた。