ユース年代までの育成特化型クラブを経営している私の友人が、チームバスに物資を詰め込みウクライナまで走らせ、ウクライナ難民となった青少年たちをスペインに連れて帰ってきました。


親と離れ離れになってまで移住を強いられるこの46名のウクライナの青少年たちは、これから異国で生活を始めます。


スポーツの力、そして人を思う心。


スペイン生活30年で出会った中でも最高級に人情に厚く、人間的で尊敬する人でしたが、改めて彼の偉大さを痛感しています。


本国に残る家族や、隣国に逃れた家族を思い、不安でいっぱいであろうこの子達。


そんな彼らのために、まず異国スペインで生活を始めるために最低限必要なことからサポートしているようです。


①彼らを家族として受け入れる里親ファミリーと絶賛調整中。彼らが穏やかに新生活をスタートできるように「住む家」「共に支え合う家族」といった、彼らが豊かに生きるために必要な環境作りを猛スピードで進めているそうです。


②基礎スペイン語の授業を行い語学学習支援


③現地の学校機関と協力し編入手続きをし教育支援


④自クラブに入団、FA登録もし、サッカーを楽しみ続ける場を提供


この友人は、「僕は、助けを必要としている人に手を差し伸べることができる、ということこそ幸運だと思うんだ」と話していました。


人には手を貸すくせに、自分は人に助けを求めない人なので、「日本の方々が、自分たちにできることはないだろうか?」と聞いているよ、と伝えると、本気で喜んでいました。


そして、「こういうのは(他人にお願いごとをする)得意じゃないので・・」という彼の言葉から、私は「この子たちと生活をし彼らを育てていくためには、相応のお金が必要である」と理解をしました。


地球を、世界を、全ての人を救済することはできないけれど、46人のサッカー少年・青年たちが、少しでも元気に前進できるようお手伝いすることはできるかもしれません。


というわけで、まず私にできることとして、寄付金を送金しました。


4月中旬にはイースター休暇があるので、実際に彼らの住む町に行って彼らに会ってこようと思います。


またその様子なども共有したいと思います。