4年ほど前、作家の小野美由紀さんが書かれたブログを、大切に保存しておいたことを思い出したので、ここに紹介したい。


【批判は人を育てない】


下記、本文より抜粋。


『批判されると、人は縮む。心だけじゃなくて、体も。筋肉がこわばり、呼吸が浅くなり、脳に酸素が行き渡らなくなる。その経験は筋肉に蓄積され、ずっとずっと、後まで響く。』

『「彼女と関わってよかった」とは一ミリも思わない。あの時の経験が自分の人生にとって必要なものだったか、と聞かれたら、100%要らない経験だと答える。』

『ためらうことなく「批判」から自身を遠ざけてほしい。批判してくる人間からは、全力で逃げて欲しい。』

「批判は人を育てない」

小野美由紀さんは、そう断言する。

全く同感だ。

だとしたら、森保さんがもし、誰かから「批判」されたのち、「成長」したのだとしたら、それはきっと、小野美由紀さんの言葉を借りるなら、『彼のそばで伴走する人たちが「批判は人を伸ばさない」ということをよく分かっていた』から、ではないだろうか?

『途中で何度も折れそうになる彼に粘り強く付き合い、問題があれば解決に向けて時間を割いてくれる。試合で思うような結果が出ない時、迷った時、ちゃんと正面からぶつかって話してくれ、じっくりと彼のサッカーに向き合ってくれる人が側にいた』のではないだろうか?

森保監督にとって「その人」は、岡田武史さんもその一人であったのかもしれない。

 

森保監督の周りには、向き合い、寄り添い、応援してくれる人のほうが圧倒的に多かったはず。


だって、「批判は人を育てない」はずだから。

 

選手、スタッフ、関係者各位、そして森保監督、7大会連続7度目のワールドカップ出場おめでとうございます!