「日本代表を本気で目指せばよかった」寡黙な男、家長昭博が初めて明かした後悔と海外で変化した人生観

 

「海外に行くというのは、見えない景色が見られるってことだと思うんです。」

 

この一言に激しく共感。

 

私事ではあるが、高校2年生になる甥がいる。

 

彼は先日まで、春休みを利用した短期留学プログラムに参加しアメリカに行っていた。

 

そしていま私は、「アメリカの大学を目指したらどう?」と彼にけしかけている。

 

お節介な叔母だと思われるだろうが、私は彼に、英語力云々ということ以上に、複言語・複文化を身につけることで「人としての意識レベルがバージョンアップされる」と分かるような分からないような講釈をたれている。

 

家長選手の言葉をお借りすれば、

 

海外に出るということは、「生きていくのはとても大変」「毎日が自分との葛藤であり戦い」「見えない景色が見られる」「自分はちっぽけ」といったことに気づかせてもらえる、ということ。

 

更に言うならば、これまで見てきた景色の「その先にある景色が見える」。その景色を「共有できる人たちが周囲に増える」、ということ。

 

それは、何らかの「意味ある学び」を得たときに、自然と見え始める景色なのだと思う。

 

海外に出ることが全てではないけれど、私は甥に、そういう価値ある学びが得られる環境に身を置いて欲しいと切に願う。