従業員みんなで示し合わせて、11時半のコーヒータイムに合わせ「定年退職する社員のサプライズパーティー」を仕込みました!まんまと驚いてくれ、30分程度と短いものでしたが、とても感動的な会になりました。

スペインの労働法では、6時間を超える労働の場合、最低15分のカフェタイム(休憩)が定められています。

私たちのクラブでも、毎日11時半(もしくは11時)になると、みんな一斉にデスクから立ち上がり、ぞろぞろと1階の関係者用カフェに降りていき、部署や役職を越え、みんな一緒にお茶しています。※スペインのランチは14時から!

お茶を飲みながら、それぞれの趣味や関心事または悩み事などを雑談しながら、ただ時間を共有する豊かな時間です。

とはいいながら、私はほとんど一緒に降りていくことがないので、サプライズパーティーで私の姿を見かけた職員たちは、「ユリコがこの時間にカフェにいるだなんて、めずらしい!」と驚いていたほどです。スペイン在住34年経っても、こうした心の豊かさに欠けるコテコテの日本人である自分を痛感します。


そんな私の職場の愛溢れるスペイン人たちは(アルゼンチン人、ペルー人、メキシコ人、イングランド人などもいますが!)、あまり「自分のこと」を多く喋らない私に対していつも、「ユリコ、分かち合うことは生きることだよ!」と言います。

つまりそれは、「分かち合うという行為が人生や人間関係を豊かにするんだよ」ということですが、英語だと"Sharing is caring"(分かち合うことは気遣い・思いやること)なのだと。

悲しみは「Share」すれば軽くなり、喜びは「Share」すれば倍増するもの。

「Share」の文化が染みついている彼らは、いつもそう、私に教えてくれます。

他者と何かを分かち合うとは、その人のことを大切に思っているということ。それもひとつの愛のカタチなのかもしれません。

つい先日、ある方に「ひとり言です」と、既読スルーで構わない旨前置きをしてLINEをしました。

しばらくしてその方から、「ふたり言ありがとう」と返事がきました。

そっか、「ひとり言」に誰かを巻き込むと、「ふたり言」になるのか!いつもながら想定外の返しに心躍らされる、尊敬するその方らしいレスです。

ふたり言も、"Sharing is caring" 「分かち合うことは大切に思うこと」なんですね。お互いに。

だから、みんな、いつも「ふたり言」ありがとう。