いよいよ来週水曜日、6月10日にMUSE(ミューズ)の7作目となるニューアルバム『DRONES(ドローンズ)』がリリースされます!(楽しみ、楽しみ、楽しみーーーーーーー!!!!!)
世界21カ国でNO. 1を記録した前作『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』はセルフ・プロデュースでしたが、約3年ぶりにリリースされる新作は、ロバート・ジョン・”マット”・ラング(AC/DC、DEF LEPPARD、 BRYAN ADAMS、MAROON 5、NICKELBACKなど)を共同プロデューサーに迎えています。
実は先日、ちょっとだけ早めにアルバムを聴かせて頂きました。
1回聴いただけなので、また改めて詳しくピックアップしたいと思っていますが、第一印象は、、、
「2015年上半期、一番の問題作かも...!」
でした。
もちろん、良い意味での”問題作”ということです。
MUSEのニュー・アルバムは、コンセプト・アルバム。
フロントマン、マシューのコメントを所属レコード会社のHPから引用しますと:
「俺にとって『ドローンズ』は、頼るものもない精神病的な行動を可能にする、比喩的な意味での精神異常者なんだ。この世界は、俺達全員をドローンズにしたてるためにドローンズを利用するドローンズが動かしている。このアルバムは、人類が希望を失い、自身を放棄して、ヒューマン・ドローンへと人類を追い込むシステムに洗脳され、そして最後にはその圧制者から離反していく、その人類の物語を探求する作品なんだ」
1st シングル「DEAD INSIDE」で、主人公が希望を失い、"内面が死んでしまった”所からストーリーが始まるわけです。
インタールードでは、アメリカのケネディ大統領の実際のスピーチの音声が使用されています。
今の世界情勢を反映した、捉え方によってはちょっとギリギリにも感じられる作品。
そう感じたので、先ほど"問題作”という書き方をしました。
アルバムの聴き方はそれぞれ自由ですが、この作品はコンセプチュアルでメッセージ性が強いので、ぜひ1曲目から歌詞カードを見ながらじっくりと聴いていただきたいです。
そして全編聴き終わった後、改めてアルバムのジャケットを見直してみて下さいね。
きっと色々と感じることがあると思います。
サウンド的には”原点回帰”したという風に言われていますが、なるほど、ギターの音が凄く鳴っていました。ただ、"回帰”というより、楽器が持つ可能性をこれまで以上に引き出して、"先”に行っているような印象を受けました。
まるで映画を観ているかのようなドラマティックな流れがあり、曲によって表情が違います。
全体的に、音に厚みとグルーヴがあり、聴き手の想像力をかきたてるように展開する所も。
そして、印象的なギター・リフやギター・ソロは、聴いていてやっぱりテンションが上がります。
ここのところ、ライヴでマシューがハンド・マイクで歌う曲があったりしましたが、やっぱりマシューにはピアノでもギターでも(なんならショルキーでも...笑)弾いていて欲しいなぁ~と個人的に思っていたので、新作リリース後のライヴでは、ギターを弾きまくってくれるんじゃないかと今から期待が高まります。
フジロックが楽しみですね。(MUSEは、7/25のヘッドライナー!)
その前に、6月10日にリリースされるニューアルバムを聴きまくりましょう!
とりあえず今回はこの辺で!