HURTS @ DUO MUSIC EXCHANGE | 岡村有里子オフィシャルブログ

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ラジオDJ 岡村有里子の音楽日記~YURIKO'S OFFICIAL BLOG~

1/14(金)は、DUO MUSIC EXCHANGEでハーツのライヴを観てきました。

ハーツは、マンチェスターで結成された、セオとアダムによるデュオ。

サマーソニックの時と同様に、ハーツのふたりに、ドラム、キーボード、コーラス(UK版「オペラ座の怪人」の主役級オペラ歌手とのこと)を担当する3人のメンバーを加えて5人編成でのステージでした。(翌日の公演では、アダムが出演出来なかったそう…)

ショーは、どこか厳粛なムードが漂っていて、セオを始め、メンバー全員が1曲1曲、しっかり気持ちを入れて、体勢を整えてから曲が始まります。

赤い花(カーネーション?)を束で持って来たセオは、ほぼ1曲終わるごとに客席に投げ入れていました。(本数的に、最後までは持ちませんでしたが…)

その姿が、また様になっているのです!

MCでのセオの表情からは、日本に戻って来れて嬉しい、ショーを心から楽しんでいる、という様子が伝わって来ました。

"EVELYN"では、アダムが途中でギターをかき鳴らす場面があったり、"VERONA"(ハーツとして2人で再出発した際に訪れたイタリア、ヴェローナについて歌った、アルバムの隠しトラック)の2ND VERSEをコーラスの方が歌った迫力のオペラ・シーンには思わず溜め息がもれ、「彼女は来れなかったので彼女の歌を歌うよ」と、KYLIE MINOGUEが参加した"DEVOTION"の後に披露された"CONFIDE IN ME"など、見所、聞き所もいっぱい。

アンコールは、オリジナルよりもJAMAICAのREMIXバージョンに近い(?)、ビートの効いた"BETTER THAN LOVE"でした。

サマーソニックの時と変わらず、バンド/ステージのコンセプトは大切にしているものの、以前よりリラックスしているようにも見えました。

当時は、まだアルバムが出ていない状態だったので、もしかしたら演奏する側も少し緊張感があったのかもしれませんね。

改めて感じたのは、曲の良さ。

セオの体全体で表現される"歌”の世界観、そして彼の深い歌声には、何度も鳥肌がたちました。

曲によってはアダムがギターを弾くものの、大半の曲はギター&ベースレスで演奏されるのに、すごくライヴ感があるのも彼らのパフォーマンスの特徴のひとつ。

確かに、ニュー・ウェーヴからの影響は感じられますが、それだけではなく、彼らが独自の演奏スタイル、カラー、サウンドを持っているからこそ、ここまで世界中で支持されているのだと思います。

今回は、スケジュールが合わずに取材出来ませんでしたが、また次回、お話を伺うのが楽しみです音譜

<セットリスト>
UNSPOKEN
SILVER LINING
WONDERFUL LIFE
HAPPINESS
BLOOD, TEARS & GOLD
EVELYN
SUNDAY
VERONA
DEVOTION
CONFIDE IN ME
STAY
ILLUMINATED
***ENCORE***
BETTER THAN LOVE