セクシー田中さんの原作者である

芦原妃名子さんの御冥福を

心よりお祈り申し上げます


とにかく衝撃的な事件で

連日心を勝手に痛めています。



セクシー田中さんは

連載中の人気漫画。

それをドラマ化して

全10話のドラマにするにあたり

1〜8話までの脚本を書いたのが

脚本家の相沢友子氏。




原作とのキャラの違いや

伝えたいことや世界観が変わることが

何度も起きて、度重なる修正が伝わらず

9〜10話は原作者である芦原氏が自ら

書くことになったという話。


しかし、ドラマ終了後に

脚本を下ろされた相沢氏がSNSで

自分は8話までしか書いておらず

9〜10話は書かせてもらえなかったと先制投稿。


自体が混乱し、その後、

原作者である芦原氏がSNSでことの経緯を説明。

芦原氏は何も悪いことをしていないのに

なぜか弁明とも取れる文面を投稿し

2日後に、投稿を消して、

お詫びの言葉と共に亡くなられてしまいました。



とにかく哀しいお話です。

でも芦原さんにはお伝えしたいです。


なんでもかんでも恋愛要素をいれなくては

気がすまない脚本家もいるようですが、

私が下記に投稿した内容は

「恋愛至上主義ではない新しい形のドラマ」

って記していたんです。

https://ameblo.jp/yuriko-ameba/entry-12834561107.html



芦原さんが9〜10話を少しでも修正されたお陰で
伝わったこともあるんです。
どうかこれが届きますように。



「ミステリと言う勿れ」でも
なぜ風呂光さんが久能くんに
恋心を抱かせるのか意味不明でした。




物語のストーリーが
ミステリーだったり
女性の生きづらさだったり
きちんとしたテーマがあるのに
なんでもかんでも恋愛要素入れて
本筋のテーマから外れるって
時代遅れじゃない?
って失礼ながら思います。
恋愛ドラマが好きな私ですらそう思うのです。



ふと、思い出したことがありました。
20年近く前になるのでとても古い話ですが、
私は自分が読んだ小説の映画化は
絶対に観ないように心がけていました。



2時間の映画では、小説の内容は
絶対に変えられて原作の良さを壊されて
がっかりするのが分かっているから。


特にがっかりしたのは
「世界の中心で愛を叫ぶ」の映画
「チーム・バチスタの栄光」の映画



セカチューは、原作にない
柴咲コウの存在が意味不明で、
涙も引っ込みました。。。
(デートで観ざるを得なかったんですよね😅)

チームバチスタは、
田口くんがなんで女性になっているのか
竹内結子を使いたいだけでは?と
これまた身震いしました。
(意地でも観なかった)



そう…昔から、原作の映像化は
世界観を壊すし
短時間で緻密なストーリーを
落とし込むのはそもそも無理難題で。



最近でこそ、NHKの大奥やキングダムとか、
漫画の世界観を壊さないように
気とお金と時間を贅沢に使えるものは
映像化としての見応えがあると思うのですが
原作を超えるなんてのはないと思ってます。



つまり…ただでさえ映像化が難しい原作物。
だとしたら、
制作側(脚本家だけではなく)と原作者と
きちんと対面でのコミュニケーションを
するべきだったと心から思います。
ここは端折ってしまったら駄目なやつ。
仕事は人、なので。



ビジネスで拗れそうになったら
必ず訪問しにいったりして
対面でのコミュニケーションの機会を作ります。
そうやって誤解や齟齬やすれ違いを防ぐのです。
中には最後まで正当化して折り合いつかない奴もいるけど。



感受性を失くしたら
ものづくりや物書きなんて
出来ないのではないと思うので、
携わられた方々は
死を持って訴えたことに対する
当事者意識を持ってくれますように。