この夏約3ヶ月ハワイ島サウスコナに滞在して
ハワイ諸島のドルフィンスイム条例の周辺を見聞きしてきましたが
9月から施行されるといわれていたスイム全面禁止規制は
行われておらず、
今後もいつからその規制が敷かれるのか、はたまたされないのか、全くわからない状況です。
この問題には二つのアスペクトがあります
1)ドルフィンボートのビジネスに対する規制
2)ビーチエントリーのドルフィンスイマーへの規制
1については、商業ドルフィンボートの数が急増しているので、ボートキャプテンや会社へのprotocolの徹底、ドルフィンボートの数や、時間帯、地域への規制、ルール作りなど、なにかしらのレギュレーションが必要かと思います。
全面禁止は観光の島の目玉となったドルフィンスイムボートを規制することは経済効果的に難しく、一部の規制、ルール施行で回避されるのではというのが一般の見方となっています。
わたしも同感です。
2については、サウスコナを中心としたローカルのボランティアたちが、観光客へのエヂュケーションを行う活動をスタート、世界に現状を発信し、ハワイ島ならではの共存共栄の、ドルフィンスイムの歴史と機会を残せるよう活動を活発化させています。
ただ、ビーチエントリーのスイマーへの規制はボートへの規制に比べるとかなりマイナーなことのような気がします。
わたしの所見ですが、イルカたちが、サウスコナのドルフィンスイムができる主要3つのビーチに最近めっきり現れなくなっています。(6月から9月上旬の様子からのコメント)
満月の日はプランクトンが多くなり、夜の捕食時は餌も豊富なために朝方は湾に休みにやってくるイルカの率が高かったのが、この夏3ヶ月はほとんど彼らの姿の見れない満月タイムでした。(ホナウナウ湾)
ボートで出ると約99%の遭遇率でしたが、最近ではノースのコースでめっきりイルカの大群と出会う確率が減り、逆にコナのタウン沖に多く見られるなど、かれらの動向にも変化が見られます。
頭数が減っているかどうかは定かではありません。湾二やってくるイルカたちの頭数の変化をリサーチしている人たちがいますが、まだその結果は分析されていないとのこと。
ということで今後も当分ドルフィンスイムは可能で現状は続くと思われます。
いろいろ利権やお金が絡んでいる裏事情もあるようですが、、どうなるのか、混沌とした気持ちになります。
それよりホテルに捕獲されたイルカたちの虐待にちかい現状は手付かずのまま。
解放活動は誰も目をむけていません。
日本では太地でまたイルカ漁が始まったと聞きます。
エゴからではなく、愛からの行動が取れるよう
人類の意識の目覚めが急がれます。
長らくお読みいただきありがとうございます。
ひとまずレポートを終了します。
Mahalo Nui Loa
Yurika Nozaki