来年に持ち越しとなったドルフィンスイム条例。

それでもまだ確定とはいえないので、いま、とても微妙で大切なタイミングだと思います。

 

このニュースはいまやワールドワイド、世界中の人が注目しています。

 

ドルフィンボートビジネスを中心に、ハワイ諸島沿岸の3マイル以内は、

 

スピナードルフィンと泳ぐことを全面的に禁止するという動き。

 

ボートのみならず、岸から泳ぎ出る人すらその対象となる。一般のビーチでも、イルカがきたら、

 

”速やかに岸に上がりなさい”ということになる。

 

ボートの場合は50ヤード離れてエンジンを停止しなさい、ということだ。

 



 

そもそもドルフィンボートのビジネスをするための許可を、既存の10数社に加え、

40社ほどにその許可を与えてしまったという経緯があり、そのため、お金儲け本位で、イルカの生活を脅かすような、乱暴なオペレーションをするボート会社も増え、そのため規制をせざるおえなくなったという経緯がある。

その結果、全面禁止、もしそれを犯した会社は高額な罰金を課すという条例。

 

 

40社ほどにその許可をばらまいて与えたのは、DLNR(Department of Land and Natural Resources)

しかも高額な罰金を受け取るのもDLNR、、
なにやら嫌な構図じゃないですか?


いままで20年以上にわたりドルフィンボートのビジネスをしてきた老舗のJacks Diving Locker の代表のTerry をはじめ、多くのドルフィンボートの経営者たちは、多大な経済的インパクトを受ける。

なかには廃業、失業、減収に追い込まれる経営者や関係者だって多数出てくる。

 

一人のドルフィンスイマーがハワイにやってくる時、エアライン、レンタカー、宿、レストラン、その他多くの会社、人たちの経済を支える一端となる。

観光地であるハワイで果たしてこの強行な決断は実現するんだろうか?

 



わたしはドルフィンボートへの規制は必要だと感じている。
ボート数を限定するとか、海域を制限するとか、、、時間を制限するとか色々な案もあると思う。

無制限に40社が押し寄せることを想定して、なんらかの基準をつくらないとならない。
キャプテンの資格としての、倫理意識やボートのオペレーションスタイルを統一するようなシステムもないといけないだろう。

 

一斉禁止をするのは、無茶であり、非現実的で、行き過ぎではないかと思う。


先日ボートでドルフィンスイムにくり出したところ、ジェットスキーにのった海上ポリースが

私たちスイマーの横で見張りをしていました。

ローカルでも有名なここ1年ほど、ほぼ毎日、1日6時間以上イルカと泳いでいるRという外国女性、、(彼女は岸エントリーをしてイルカと泳ぎにやってきて、クロールでイルカの群れに泳ぎ入り、イルカのベイビーを抱きかかえていた映像があると言われている)が、そのポリスから注意を受けているのを目撃しました。

 

今後イルカと泳いでいる人をジェットスキーで監視し、チケット(罰金)を課せるパトロールをする新たな海上ポリースという人たちができてくるのでしょうか。

 


いやな物を見てしまいました。

 

 

 

 


 

 

〜続く〜