イルカと泳ぐことを規制しようという動きが
今、またハワイで活発化しています。
わたしが野生のイルカと泳ぎ始めたのは1991年、ハワイ島コナ。
あのときから、
注意勧告をする動きがあった。
”動物保護の観点から、イルカと泳ぐのはよろしくない。彼らの生活を脅かしてい
る”と。
一方毎日のように海で泳ぎ、イルカとも慣れ親しんでいるローカルのドルフィニストたちは
彼らをリスペクトしたマナーをもって接している。彼らは自分の意思で人間と一緒にいることを選んでいる。
彼らが嫌ならばすぐに逃げられる自由が彼らにはあるのだから、、と反論
その論争はここ20年以上にわたり続いてきた。
しかし、その後、ドルフィンボートビジネスの出現。
特にオアフ島では、今や、年商1億を軽く超える人気観光ビジネス。
一つのボートに20-40人ほどの人がのり、
イルカのいるポイントへ押しかける。
ボート会社の数は7社以上にも及ぶ。
ハワイ島にいたっては、乗船人数は少ないものの、ボートの数は10社以上。
イルカの群れを取り囲むようにボートがひしめき合い、
そしてライフジャケットをつけた人たちが水面に浮かぶ。
それはもはや、感じる体験というよりも、
エンターテイメント的なアトラクションだ。
ボート上では、歌や踊りBBQをを楽しむ観光客。
どんどんとエスカレートするサービス。その陰で
ボートに轢かれる亀の事故も多数報告されるなど、
イルカのみならず、他の海洋動物に影響を与えている。
そんな状態が何年もつづいてきたのだが、
NOAAが立ち上がり、
今年の初め、
ハワイ諸島の海域、岸から3マイル以内での
イルカや鯨など、海洋哺乳類との交流について、規制をつくる。
詳しくは6月頃にアナウンスする、、と関係者に通達されていた。
アメリカは、すでにいまから20年ほど前に、アメリカ本土の海域での
ドルフィンスイムは全面禁止されている。そのためキーウエストなどで人気だった
キャプテンロンのパティC号も廃業に追い込まれたのは、わたしも覚えているところだ。
人にワクワクや喜びをもたらすドルフィン
ドルフィンとの交流の機会は、人々の意識の目覚めを大いに助けてきたと言っても過言ではない。
人とイルカの異種間交流、海という環境で出会う知的生命体イルカ。
海という環境に順応し、他の野生動物と対等であう体験は、
彼らに対しての真の理解の機会であり、謙虚になることを学ぶ機会でもあった。
そしてそれは調和的、融合の道筋である。
なのに、この分離の条例
しかもこの時代に、、、。
海で人が野生動物と出会うことを禁止する社会。
野生のいるかと、自然の海で出会えるからこそ、
水族館に捕獲されたイルカたちの不自然さに気づき、
解放することもできるだろうに。
いまや莫大なお金を稼ぐ水族館のイルカショービジネスは終わるところを知らない。
どんなに虐待に苦しんでいるイルカやオルカをみたとしても、
野生のいるかを知らない人にはその違いがわからない。
野生のいるかたちの持つ英知や知恵や、輝きを、、人々が知る機会が奪われていく。
そして虐待される捕獲イルカたちの乱獲、捕獲、売買は終わらない。
金儲け、治療道具として 地上にいる知的な生命体の命が使われていく。
彼らがどれだけ賢い知的生命体なのかを、私たち人間はそれに気づくほど目覚めてはいない。
しかし、一方ではインド政府は、『イルカは地上にいるもう一つの人である』と発表、イルカを水族館から解放した。
これは朗報で、希望の光だった。
なのに、
アメリカという国、
今後は、時間をかけて、(多分来年からか、、)
ハワイの全海域で
ドルフィンスイムのボートビジネスを全面的に禁止、
ボートからのウォッチなら良い、ということになるのだろうと予想されている。
いずれにしろ、麻にしろ、ドルフィンにしろ、
人々にジョイや、癒しをもたらすものがことごとく規制されていく現代社会
私たちよりはるかに知的な地上にいるETとも言われるイルカを
狭くて汚いプールに閉じ込めて、ショーをさせている現状。
イルカを取り囲む状況はここ20年ずっと変わらなかったけれど、いよいよ
何かが動き始める。
それはデッドエンドへ向かって突き進むように感じる。
私はイルカとおよぎたくて海にはいり、
海の素晴らしさをしった。
海の癒しの力を知った。
イルカたちの世界も観れた。
イルカたちは未知なる知的生命体だ。
彼らを見るだけで誰もが笑顔になる。
だれもが気持ちがアップする。
ストレスをどれだけ解消することができただろう。
今後イルカと泳いで味わった、幸せやジョイ、満ち足りた感覚は
アメリカの海域からは、もう人々にもたらされることはなくなるらしい。
目覚めさせないために。
幸せな人を増やさないために。
イルカたちが素晴らしい存在で、海の中は美しいということを知らせないために
娯楽の道具として使い続けるために。
なにかいい解決法はないのかなと思ってみたが
人間があまりに目覚めていない、残酷な生き物だから
仕方がないのかなとも
思えてしまった。
人間は、エゴや欲にまみれていて、目が濁ってしまっているから
イルカと近くに泳ぐことは無理なのかもしれない。
本当に泳ぎた人は、それこそバハマや、日本の海で泳ぐことになるのかもしれない。
どこの海にもまた人が殺到して同じことが繰り返されないといいのだけど。。。
長い独り言にお付き合いくださりありがとうございます。