こちらは、私が日系企業から外資企業に転職した時、戸惑ったり、失敗したり、学んだりしたことを物語形式にしたら、今、外資企業に転職したい人、実際転職してみて今、いろいろ戸惑っている真っ最中の方のためにお役に立てるのでは?と思い、自身の経験と、友人から聞いた経験談をおりまぜながら書いています。
外資で働くアシスタントの日々がどんなものか、ちょっと興味がある方もどうぞ~
★☆★☆ メール ① ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
登場人物:
高輪由衣(主人公:日系総務部から外資企業(マーケティング部)に派遣社員として転職する)Paulポール(経理部門ディレクター)
歩美(由衣の日系企業の就業時の同期。現在、転職して外資マーケティングで就業中)
品川(派遣会社の営業担当)/ 千代田(人事部)/ 港(同じ部署の先輩アシスタント)
サマンサ(海外US本社マーケティングVP) / 部長→アジアを管轄する本部長に昇格(サマンサにレポートすることになった)
前回までのあらすじ:
由衣は、大手日系企業を退職し、グループアシスタントとしてとある外資企業で派遣社員としてまずは働くことにした。初めての海外出張アレンジや英語での会議設定、Visitor対応などを経験しながら、約1年が過ぎたころ組織変更があり、由衣は突然、アジアを担当する本部長の秘書をすることになった!(現在の由衣のTOEICの点数:550点)
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毎日、残業続きでへとへとだ。
大きな理由は、英語を読む量が大幅に増えたからだ。
朝から晩まで会議続きの本部長、緊急のメールをピックアップするために、つい、先日、本部長あてのメールへのアクセス権限が由衣についた。
自分宛てのメールに加え、本部長宛てのメールも読み、至急の案件は、会議と会議の合間に本部長にインプットしなければならない。
が、わからない単語も多く、1つ1つのメールを読むのにも時間がかかる
でも、時給をもらいながら英語を勉強できる環境にいるのだと思うと、それは恵まれた、ありがたい環境だと思った
毎日へとへとだけれど、頑張ろう
由衣は人よりも早く出社して、前日、メモしたわからなかった単語を復習し、以前以上に勉強に励んだ。
そうしなければならない状況でもあったからだ。
少しでも早く英語を読めるようにならなければ
使えそうなフレーズは、かたっぱしからメモをし、復習をした。
毎日毎日、いろいろなリクエストが本部長から飛んでくる。
本部長:マリアからのAプロジェクト資料のメールを、台湾のマネージャーに、
参考までにどうぞ、ということで送っておいてくれる?
今日の英語:
As per 本部長's* request, I am forwarding this to you for your information*.
(本部長からの依頼により、こちらのメール(資料)をご参考までに転送いたします。)
*本部長のところは名前を入れてね。
(例)As per Taro's request, As per Yamada-san's requestなど。
*For your informationはFYIのこと。ご存じかもしれないけれど、いちおう
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ちょっとした一言さえ、言えなかったんだよなぁぁぁぁぁ。
お役にたてましたら幸いです