TARAKO組 | どすこい島は真夜中

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北澤友梨枝の出演情報、活動記録など。

今日はさんきゅー、感謝の日です。


お会いするたびに返せないほどたっくさんのありがとうをくださり、あたたかさで笑顔にしてくださったTARAKOさん。

TARAさん。


訃報を受け、まだ信じられません。


昨年末のWAKU公演でも素敵なお姿を拝見し、大いに泣かせて笑わせていただきました。

TARAさんの描く独特な世界観は、唯一無二で。時にやけどしそうなほどのあたたかさで包んでくれる。

スタッフしながら楽屋や裏をバタバタしていたんだけど、メイクが日に日に濃くなっていくの、笑っちゃいました。

さいご握手していつもみたいに「ゆりえ、ありがとね」とにっこり微笑んでくださる。

またお会いするのを楽しみにしてたんだけどな。

「みんな、元気で、生きててください、また会いましょう」

カーテンコールでそう仰ってたのが、なんか、ずっとずっと思い出されます。


さんきゅーの日だから、たくさんもらった感謝をひとつずつ思い出して、わたしもTARAさんにたくさん感謝する日にしよって思いました。悲しむだけじゃなくて。


初めてお会いしたのはわたしがまだまだ半人前だった頃、渡辺菜生子先生にお声掛けいただき、TARAさん菜生子さんの演劇ユニット「NAO-TA!」の「たいせつなきみ」という作品で稽古場アンダーをやらせていただいたとき。

TARAさんはじめ、集まった方々の人間的すばらしさにびっくりしました。

トーキョーで、演劇やるのに、こんな場所があるんか!!!?

あの現場があったから、舞台の、演劇の楽しさを知れたし、今も続けている原動力になっているのは間違いありません。

それはTARAさんのあたたかいお人柄が、周りの人にも伝播しているんだと思った、というか、TARAさんに限らず一流ってそーなんだ。って衝撃だった。 

再演もして、大阪にもいって、今も思い出深い大好きな座組です。


その後数回、稽古場アンダーとして関わらせていただきました。

「NAO-TA!」また、公演やってくださいよ。

うん、動いてるからね〜なんて、言ってたの、わたし忘れてないですよ。

もう〜っ。


TARAさんの書く脚本をいつかどうしても自分も演りたい、そう思っていたら、ラフカット2017で作品を提供されると。

TARAさん作品一点賭けでオーディションに挑みました。

忘れないあの日。

オーディション春だったんだよな、終わったあとすぐに帰路につけなくて、桜が満開の公園をぐるぐる歩いて時間つぶした。

それが、ラフカット2017 TARAKO組「おとな保育園」

めちゃくちゃ濃密で楽しい時間だった。

嬉しかった。

演出は堤さんだったんだけど、TARAさんが稽古場に来られてそのあとの飲み会でかなり厳しめのダメ出しももらった。

あのときのわたしは今よりもっと下手くそだったから、処理しきれなかったように思う。もちろん当時全力でやったけどもね。

今なら、TARAさんの見てた景色にもう少しだけ近付くような解釈が出来たかもしれないな。

TARAさん演出で再演やりませんか?

…な〜んて、たらればです。

実は先日、とある機会があって、めちゃくちゃ久しぶりにTARAKO組のメンバーが集まったんですよ。

昔話に花が咲いて、あーだったね、こーだったねと。

そのときの集合写真、TARAさんにあとで送ろうって思ってて、すぐ送んなかった自分、ほんとばかだな。

なんというタイミングだろうか。

またみんなで飲み会しようねーって、TARAさんは呼んだら来てくれるのかしら、なんて話してましたよ。


大好きな写真、残しておこう。

みんな最高だね。


今、堤さんと稽古真っ只中ですけど、ラフカット、遡ればNAO-TA!がなければ堤さんとの御縁もなかったわけで。

繋げてくださったんだよなーって。


ゆりえ、いつもありがとね。

何回も言っていただきました。

いやいや。

こちらこそ、ありがとうございます。

ほんとにほんとに、いつもありがとうございます。


TARAさんならこう言うかな、こう思うかな。

ホントのところは、わからないけど。

思い出してるときに、その人のそばにいるよって。

今日からしばらくは、日本全国津々浦々にいかなきゃいけなくてすんごく大変でしょうけども、

まずはお空でも鶴さんとかいろんな人に会って、そして、にゃんずさんたちともたくさん遊んでください。

TARAKO組のみんなと、あったかくなったら飲み会しますからね、そしたら、そこに、そっと遊びに来てください。


今日はありがとうの日だから。

ありがとうと大好きを常にまわりに伝えていたTARAさんにならって、今後わたしもたくさん、ありがとうと大好きをたいせつな人たちに伝え続けようと思います。


抱えきれないほど豊かなものを、心のなかにたくさんいただきました。

それはTARAさんと出会った全ての方がそうだと思う。


TARAさん、たくさんたくさんありがとうございました。






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