あなたの先には〜一橋慶喜編〜 | 結@妄想藍屋のブログ

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思いつくままに妄想ストーリーおよびイラストを書いています
艶が〜るのみ書いてますね今のところwww

推しは藍屋秋斉さんです♡♡♡
愛しすぎる……♡♡♡

 一橋公って・・・俊太郎様の邪魔をしてる人ですか

 高杉君に連れていってもらった揚屋の座敷。
そこにいたのは目的の人物・古高俊太郎と……


……俺が置屋に連れて行った娘……

 俺の素性を知らない彼女の言葉に、狼狽する古高と大笑いしている高杉くんがいる。
 訂正しようと、「慶喜よしのぶと声にしよとする古高の口を、やんわり指で塞ぎ、にっこり笑顔で制する。

へぇ……ひどい人がいるもんだねぇ

 いくら逃げても 逃れられない
  どこまで過去は追いかけてくる

 いくらとぼけても俺のしてきた事は許されるはずもない。
 彼の尊敬している梅田雲浜を救えなかったのは――事実だ。


 古高が俺を悪く思うのは間違っていないと思う。

 そのち過去はいつか私に追いついた後 

 追い越すのかな

 出来るだけ皆が幸せになる道を選びたかった。なんて、でもそれは偽善なんだよねぇ……

 どんな動きをしていようと、結果俺の出した結論で何人の命が消えて行ったか計り知れない……

 

 いつか俺のしてきた事をしっぺ返される日がくるだろうな……




……もちろん逃げようなんて思わない。

例え地獄にいけと言われても仕方ないと思っているんだけど……


……俺が救えなかった命の重さと同じだけ……因果応報なんだ……

 「幕府のお上の為に」「攘夷の為に」

 そんな風に憎みあわないで、俺だけに怒りを向けてくれればいいのに……そうすれば、救える命もあったし、痛みも俺だけで澄むんだ。

 そう、悪いのは俺だけでいいから……






慶喜さん大丈夫ですかとても疲れてるみたい……

 ふと酌をしにきた彼女を見た。

 何も知らない瞳。だから真っ直ぐに慕ってくれるように話しかけてくれる。

お前は知らないよね……俺がどれだけ非情な事してきたか。いや、むしろ知らないでいてほしいんだ。


大丈夫だよ身分の高い方と会ときは緊張するんだ。なんたって今日は俊太郎様がいるからね


 視界の端で古高が狼狽えている。

ふふ慶喜さんも緊張されるんですね
お前の前では見栄を張ってるだけで実は臆病者なんだよ


 そう、これは「言葉の鎧」のようなものなんだ。せめてお前の目には……よしのぶとしてつらないでくれ。


 君に言わない事を許して

 聞かないで それ以上

 今はまだ このままで

 見え透いた言い訳をさせて

 


   聡いお前だからいつか気づくかもしれないね。

 いや、もう気づき始めているのかな?

 それでも……まだ優しい慶喜さん」でいさせてくれ

 

お前の向けてくれる温かな眼差しが例え短い間であっても、

 

この温かな空間と共に少しでも長く感じていたいから……


きっと君はもわかってるのね
聞かないで それ以上

今はまだこのままで 言い訳をさせて

言わないで  それ以上

もう少し あと少し



やさしい嘘ついたままにして

そのくらい俺だって望んでいいだろ

 

 

 

イラスト:藤崎香様

 

※こちらに転載した歌詞はアルバム曲の為音源がありません。

歌詞のみで失礼致します

 

http://j-lyric.net/artist/a000617/l00bf59.html