GW明けに何本か、

GINZA SIXにて発信したので

そちらをまた少しご紹介。

フードフロアに降りるエスカレーター下の

アートウィンドウのご紹介。

 

このアートウィンドウは、いつも

とてもとてもアイデアを凝らして

作られています。

ただデザインとして目を引くだけでなく

その物事の本質を問いかけるような、

メッセージ性が強く込められています。

作品を見て楽しい気持ちになっていただければ

もちろんそれでもいいのですが、

その背景にどんな思いが込められているか

ちょっとこちらのインスタで

覗いていただけましたら。

 

〜〜〜〜〜〜

 

種と言えば、

娘は今、授業でホウセンカを育てている。

なんだか幸いにも、とても生育がいいらしい。

同じように並べているのに、

お隣の子の鉢よりよく育っているそう。

それは嬉しいことだけれど、

どうして自分の種が先に育って、

どうしてお友達の種がまだ育たないのか、

そのことを一緒に話してみる。

水のやり方が良かったんじゃない?と娘。

日当たりも同じだし、

隣のお友達も種をまばらにきれいに

撒いていた、という。

娘は決して奢ってはいなくて、

ただラッキーだと感じているよう。

 

育児でも、ビジネスでも、試験でも、人生も、

思ったように行くことばかりではない。

どんなに入念に手を尽くしても、

うまくいかないことが続くこともある。

あるいは何かの拍子にふと、

好展開が続くことがあっても、

それは決して周囲の人より格別

自分が努力したとか才能があるとか

という理由とは言い切れない。

率直に言って謙遜でもなんでもなく

ただ運が良かっただけだったといつも思う。

むしろ少し後ろめたいくらいに。

人生は、やじろべえのほんの僅かな

バランスの加減のように、

ぐらりと傾いたりして巡るのだ。

 

そのささやかなバランスを

なんとか支えていけるように、

どうしたら芽が出るかしら、

どうしたら花が咲くかしら、

どうしたら枯れずにもつかしら、と

できることを探って続けて祈っていくのみ。

 

芽が出ずとも腐ることなく、

花が咲いても奢ることなく。

 

この先の彼女の人生も、

この先の私の人生も。

 

写真は母の日に娘が贈ってくれた花。

枯らさないようにしなくっては。