とても久しぶりの来訪になってしまいました。

ブログはリズムが大事ですね。。。。

3月ももう半ばを迎えているので

2月末発売のたくさん頑張った雑誌を

皆さんにお知らせしたく。

 

今日は25ans4月号を。

まずは連載。

松浦弥太郎さん連載では「本の読み方」について

お聞かせいただきました。

植松晃士さんの連載では

「手土産の贈り方」について。

脳科学者の恩蔵絢子さんの連載では

「脳と記憶の関係」を伺いました。

森星ちゃんのの対談のゲストは

現在オペラシティギャラリーで展示開催中の

ガラス作家、山野アンダーソン陽子です。

 

その他に特集もいろいろ。

国際女性デー、がもう過ぎてしまいましたが

「エレ派の未来はweでつくる」という特集を。

アーティストのCHAIの

双子のMANAさん×KANAさん姉妹に

シスターフッドにまつわるインタビューを。
アクティビストの佐座マナさんと

PRの稲垣沙帆さんの対談では、

それぞれの考えるサステナビリティについて

語り合っていただきました。

M Powerのキャシー松井さんと

起業家の星マリコさんには

女性起業家の立場からの対談を、そして

作家の高野麻衣さんと

大学院で日本文学を研究しているモデルの

武本奈菜さんに、

女性とエンターテイメントについて

語り合っていただきました。

 

様々な人が様々な思いを抱えて

一生懸命生きていて、

誰かを応援しようとしていて

そんな姿にたくさん触れたこの号。

愛のエネルギーに満ち満ちているので

ぜひお守りに&お楽しみください。

 

 

 

今日はこの森星ちゃんと対談していただいた

山野アンダーソン陽子さんの

展示のことをご紹介しておこうと思います。

(是非記事もお読みいただけましたら!)

3月24日まで開催

「ガラスの器と静物画

 山野アンダーソン陽子と18人の画家」

 

ガラスの本を作らないかと

提案された山野さんが

ただ本を作ってもつまらないから、と

考えたのがこの企画。

山野さんが飛び込み営業的に

連絡しまくって受け入れてくれた

18人の画家の方々に頼んだのは

「あなたのほしいガラスを私に

注文してください。できたら送るので

それを絵に描いてください。

ギャラはそのガラスです」。

「もし私が作ったグラスが

イメージと違ったら、

直して描いてもOKです」と

画家にオーダーしています。

だから絵の中で、

現実にはありえない

フォルムになったガラスもあります。

山野さんがガラス作家になったのは

中学生の頃に、自分が

絵画の中にあるグラスにものすごく

興味を持っていることに気づいたから。

映画を観ていても、

テレビの討論番組を見ていても、

そこで使われているグラスが気になる。

そこでガラス作家の道を志し、

日本の美術大学を卒業後、

スエーデンでガラス工芸を学び、

そのまま現地で制作に携わっています。

だから山野さんは自分のガラスを

ガラスそのものでなく「描かれた形」で

表現しようとしたのです。

しかもその絵を、

フォトグラファーが撮影する。

 

こうして、ガラス→それを描いた絵→

それを撮った写真という

3つのアートに触れるに触れることになります。

画家が陽子さんにオーダーした内容や

その時感じたことも、

テキストとして展示されています。

本当は展示会もゴールではなくて、

ゴールは本だったから、

写真をまとめた本、というプロセスもあって、

展示会は出版記念展、のようなものなのです。

 

さらに

この画家たちのアトリエを撮った写真も並び

またこの画家とのやり取りをまとめた

紀行文のようなエッセイのような本も。

この展示会のカタログもあるのですが。

もう何重にも何重にも折り重なっています。

アートというのはいつ完結するのか?

とてもとても立体的な、

ワクワクする美術展です。

写真はアートディレクターと

山野さんとフォトグラファー。

 

人と人とのコミュニケーション、

見る人によって変わる景色、

いろんなものを感じます。

ガラスは透明なのに、

こんなに変化するのだなあとか。

 

ぜひぜひ、透明なガラスと

モノクロの写真の中の

カラフルな世界を体験してください。