12月9日(土)
週末は馬事公苑でホースショウがあるよと
ママ友が知らせてくれていて、
昨夜バトンの際に別のママにその話をすると
あそこの馬は本当に美しいよ、と言うので
是非娘と訪れたいと思ったが
娘は土曜日、午前中授業のあと
午後もテニスとバトンがある。
さらにテニスのあと、これまた近くで
ピアノのクリスマスライブがあって
それを聴いてから帰る予定なのだ。
明日もラグビーだしなあ。
と思ったが、午前授業から帰宅した娘に
一応聞いたところ、行きたいと即答。
急いでランチを作って食べさせ、
テニスの準備をして家族で自転車お散歩。
暖かい晴天で観戦日和。
複数の障害物を順に沿って越えることと
そのゴールまでの速さが判定基準。
馬を見るだけでも楽しいし、
ついつい一頭一頭応援してしまう。
中学生の騎手もいて、お馬も可愛い。
広い空とか、オーガニックな馬の動きとか
土を蹴る小さな音とか、
そういうものにのんびりと触れているだけで
α波的なものが分泌される感じ。
多忙な娘だけど連れてきて良かった。
お馬が大好きになったみたい。
そのままテニスに行き、
母は近くのカフェで原稿をこなし、
テニス後の娘と合流して今度はピアノ。
ピアノの独学を楽しんでいる娘は
上手い人が弾くところを生で観たいのだ。
最前列、ピアノの真横のポジションを確保。
リクエストに応えて演奏していて
アニメの主題歌やTikTok的な流行り曲など
娘が馴染み深い曲もたくさんあって
それをすごい技術で弾いているのを見て
目を丸くしていた。
リクエストを求められて、娘は
天空のラピュタの「君をのせて」と
「風になりたい」をリクエストし、
両方とも弾いてもらえた。
生のお馬を見て、生のピアノを聴いて、
身体を使ってテニスし、バトンする。
やっぱりリアルなことって幸せだ。
急いで帰って、母は大急ぎで
スーパーへ今週の買い出しに行き、
晩ごはんを作って食べさせ
バトンのレッスンへ。
忙しいには忙しいけれど、
全く違うことばかりだから
エネルギーが全て別タンクのようで
まだまだ元気モリモリ。
バトンから帰ると、今度は
「サンタさんへの手紙」を一緒に書く時間。
何せもう今年は、サンタさんに頼むものを
ママに教えてくれないという。
そんなところへわたりに舟、
スーパーに、「サンタさんへの手紙」が
用意されていたのだ!
これを書かせれば分かるかも、と思ったら
娘から一緒に書こうと誘ってくれた!
ママはさり気なく英語で書く。
と、娘もローマ字で書き始めた。
「これで合ってる?」と見せられ、
娘のニーズのヒアリング成功。
ママはヤーマンの美顔器と
ホアキン・ベラオのピアスと
家族の幸せ、と書いてみたが、
ママにもサンタさん来るだろうか。
名前は娘が書いてくれたのだが
年齢を書く欄があって
「一応12歳って書いとく?」と娘。
51歳にサンタさんが来ないことは
娘も知っているらしい。
12月10日(日)
そして今日は、秩父宮ラグビー場へ観戦に。
今日も汗ばむほどの観戦日和。
海外の強豪の選手がたくさん出場していて
娘もワールドカップでよく見ていた選手もいて
なんだかいっぱしの評論をしているのが
愛らしい。
秩父宮も都心とはいえ空が広いし、
選手同士がぶつかる音とか観客の歓声とか、
自然の景色や生の音が心地よい。
たくさんの経験をすることばかりが
いいことではなく、
折り紙一枚でも本一冊でも、
いや、何もなくても幸せになれるけれど、
まぁ娘は平日の午後のほとんどの時間、
学童でやや呆然と「何もない幸せ」を
味わい尽くしていると思うので
たまにタイミングの合うこんな日には
こんなふうに心の襞を折り畳むような体験を
共にしていけたらな、と思う。