10月30日(月)
学校に行ける、と楽しみにしていたが
なんと娘のクラスが明日から学級閉鎖に。
またポチポチと、お弁当や学童や
英語学童のキャンセルの連絡を。
3連休の前までの3日間だが、
娘ひとり10連休になってしまった。
退屈な娘を残して母は
先日のARTWEEKの内覧に。
大倉集古館という建物も素晴らしく
そこに現代アートが、
こんなふうにジャンルを超えて
隣り合って展示されていることが
もう奇跡のよう。
どれだけご尽力されたことか。
夕方、近所のクラスメイトの家に、
持ち帰ってくれた
大量の宿題プリント類を受け取りに。
もう娘はただの暇人だが、
ディズニーのブルーレイも
いくつか貸してくれて、
ハロウィーンのお菓子までいただいた。
優しい隣人に感謝。
宿題は無理のない範囲で、と
伝言があったけれど
「全部やって学習を整えたいの」と娘。
学習を整える、っていい言葉だな。
しかしなにぶん暇人なので、
ダンボールで工作などしている。
ダンボールにサランラップの芯を貼って
潜水艦のようなものを作りたいらしく
「ガムテープない?」と聞く。
茶色いガムテープはないよ、と言うと
「え、ないの?不自由じゃない?」と娘。
「全然必要ないよ、むちゃくちゃ自由だよ」
と答えたら、「ここに何か立てたいな〜って
ときに困るでしょ?」。
母には
「ここに何か立てたい」時なんてないのだよ。
11月2日(木)
そうこうするうちに私の体調がおかしい。
耳の聞こえが悪いのだ。
これは何だ?何の予兆だ?
近所の耳鼻科は木曜休診で、
とりあえず内科で見てもらうと
ひどい中耳炎を発症していた。
原因は謎なのだが、とりあえず
インフルやコロナではなかったので、
まずはよし。
とは言え娘も病み上がりだし、
夫も気管支炎で不調だし、
日曜は七五三だし、
3連休は大人しく過ごすことにした。
ところで、雑誌の付録で始めた
お小遣い帳のような家計簿をつけ始めて
1ヶ月が経過。
家計費も仕事経費も私費もひっくるめて
とにかく出入りしたお金を全てつける、
という感覚的なノートとして使っている。
途中から、毎日と1週間で
「形のないもの・残らないもの」と
「残るもの」に分けて
金額を出すことをしてみた。
食べ物やトイレットペーパーなど、
使うことで無くなる消耗品は
「残らないもの」の仲間。
消えものの恐ろしいところは
「使ったことに気づかない・忘れやすい」
こと。
食費、医療費、交通費、光熱費、
住居費、お賽銭、子供のお稽古、
生活消耗品、交際費、映画や美術展…
支払いのときに意識が向いても
その意識は長続きしづらい。
キャッシュレス決済が一般化した今、
現金の出し入れすら発生しないから
ますます意識が薄れやすいのだ。
一方「残るもの」の恐ろしいところは
スペースを圧迫するということ。
家具調度品、本や文具、
形の残るもの生活用品、化粧品、被服系など。
それらは本棚、クローゼット、収納庫、
限られたスペースを苦しめる。
美観が損なわれる可能性もあるし
整理整頓にも労力が求められるし、
処分にもお金や手間がかかるものもある。
体ひとつしかないのに、
1日24時間しかないのに
そもそもそれらを堪能すること自体にも
有限な自分の消費を伴うのだ。
ところでこうして傾向を出すと
「消えるもの」支出がとにかく大きい。
毎回ノートに書く度に噛み締めて
改善できるところをできる限り
改善していこうと試みる。
決して高級スーパーで
日々の買物などしていないのだが、
家の隣にあるライフよりも、
少し離れたサミットのほうが
どうやら少し単価が安いらしい、
とネットで知って、図書館の帰りに
サミットで食材を買うように心がけたり。
ものより思い出、とは言うが、
消えものが全て思い出になるわけではない。
ちょっと小腹が空いた時にも
「あのノートに数百円と書くに値するか?」
また物でも、ちょっと読みたい本があっても、
「またあのノートに何千円と書くに値するか?
私はちゃんと読み切るか?
買って満足したりはしないか?」
と問いかけるワンステップが加わる。
とにかく毎日いい緊張感をもって
お金と向き合うことができるので
このノートは続けていきたいと思う。
少し前に半断食の指導を受ける機会があり
毎日食事内容を報告していたのだが
「今日はランチをじっくり探す時間がなくて」
「今日は家族のリクエストで」
「今日は仕事の試食会で」
と説明をつけて報告をしていたら
「それではしょうがないですね。
でも毎日毎日しょうがないと
言い続けてもしょうがないですよね」
という、あまりにも的確な言葉をいただいた。
これは支出にも全く重なる言葉。
ダイエットも、節約も、永遠のレース。
絶えず意識して自己管理することが大事。
目先の欲求を大事にしすぎず、
ありたい自分を大事にする。
ダイエットと節約自体が
競合することもあるので
忘れず両方を意識し続けなくてはいけない。
頑張れ自分。