まだまだ、先月末発売の雑誌から。

ELLE11月号。

今月もいつもの連載

ELLE ACTIVE for SDGsです。

今月はSOLIT!という

インクルーシブファッションブランドを

立ち上げ、さまざまな賞を受賞している

田中美咲さんです。

 

田中さんは4、5年前

この連載の前身となる連載で

当時「防災女子」として活動していた頃

インタビューしたのが出会い。

 

その後、SNSで大学院に行かれたこと、

さらにファッションブランドを

立ち上げられたことを知り、

BAILAで取材したのが3年ほど前。

 

調べたらどちらもウェブで

記事がでてきました!

 

常により影響力のある貢献は

どうすれば叶うのかを考えて

アップデートし続けている彼女。

そんな田中さんの現在地点をぜひ

お読みくださいませ。刺激されます。

 

 

9月12日(火)

午前中は連載の対談取材。

対談ゲストは昨日のお茶会の主催者。

先にお茶会に招かれていて、

今月の対談取材日と対談相手が

決まったときには驚いた。

私が狭い世界で生きているからかもしれないし

長生きしたからなのかもしれないが、

最近、不思議な偶然が時々起こる。

特にこの連載。

以前にも書いたが、ある時のゲストは、

その方のマネージャー的編集者が

30年前に同じ予備校に通っていた

同級生だった、ということがあったり。

 

今の時代、SNSで人々が情報発信し

友達の友達の情報まで目に入る世の中だから

繋がりそうな人と繋がる、というのは

別に珍しいことでもないのかもしれないが

それでもご縁が重なるときゅんとする。

二度会うともう恋をすると言ってもいい。

運命の人だわ、と。

それはやっぱり私が転勤族の娘で

人というのは去っていくもので

(本当は去っているのは私の方だが)

また会うことはめったにない、と

細胞に刻んでいるからかもしれない。

 

 

午後にはオンライン発表会があって

原稿の締切もあって片耳で聞いていたが

聞いているうちにどんどん興味が湧き

インタビューしたい、と思い、

連載企画の編集担当に話をしたところ

するするとOKが出た。こういうのもご縁だ。

 

夕方はコンサルをさせていただいている

企業に打ち合わせに。

この方もおそらく5年以上前に

取材をさせていただいてそれからときどき、

商品をご紹介いただいたり、と

やんわり続いていたお付き合いから、

今は毎月ひとつのゴールに向けて

お話をする間柄になった。

ご縁が、愛おしい。

 

 

9月13日(水)

書店取材の最後の店に。

この方も、数年前に別の書店にお務めの際に

インタビューさせていただいたことがあった。

その時は本の推薦をいくつかしていただいて、

私も実際にその本を購入して読んだから

その時のお話ができて嬉しかった。

2度めに会うと、もう恋。

恋にまみれて生きている。

 

 

9月14日(木)

午後、編集部にて座談会。

毎年開催している座談会で、

このメンバーとももう何年目か。

編集長は15年以上前の元同僚で、

そう言えばさっき2度会うと恋すると書いたが

3回目を過ぎると恋ではなくなるな(笑)。

親族みたいになってくる。

お互いの弱点や長所がわかっていて

それを加味して行動できるから

驚くことも腹が立つこともなくて

被ったり甘えたりしながら

チームワークを組めるようになる。

そういうのがちょっと楽しい。

しかしそれがガッツリになると

もうしんどいのだけれど。

 

私は結局人恋しいのか人が苦手なのか

どちらなのだろう。

チームプレイが苦手だけれど

チームプレイに憧れている。

フリーランスとして

軽くチームに混ぜてもらって

チームプレイの真似事をするのが

私にはちょうどよいのかもしれない。

 

 

9月15日(金)

夜は娘のバトンクラブの役員会。

チームプレイが苦手な私も

会社ほど責任のない保護者の集まりで

チームプレイの真似事を味わう。

 

お金がない、という切実な課題。

体育館使用料や借りている倉庫が値上がりして

イベントのあと子供に配る飴をやめるかとか

維持費の徴収額を上げるかとか、

削れるお金と増やせるお金を探している。

 

高校の同窓会も幹事をしているが

ここもお金がないという課題が。

会場費が大幅に値上がりし、

もうホテルで開催するのは無理か、とか

減額している

若者や女性の会費を上げるべき、とか

削れるお金と増やせるお金を探している。

大学の同業会でも幹事をしているが

こちらも資金繰りの問題が

メイントピックに上がっている。

どこもかしこも火の車だ。

 

その背景の個別の家庭も

その人達一人ひとりが勤める会社も

日本中どこもかしこも程度の差こそあれ

同じような問題を抱えているのかもしれない。

 

しかしまあ貨幣経済始まって以来

昔からそうなのかもしれないな。

昔話を読んでいても

昔々心優しいけれど貧しい

おじいさんとおばあさんがいました、

というお話ばかり。

誠実に暮らしていたら

巨大な桃が転がってきたり、

竹が輝いていたり

魔法みたいなことが起きたらいいねと

みんな夢見て

この1000年生きてきたのかも。