今日も掲載記事のご紹介から。

ELLE9月号にて掲載、

海藻テック起業家三木アリッサさんへの

インタビュー記事がオンラインにも

UPされています。

 

三木さんについてはこのブログで

再三書きましたが、Clubhouse黎明期に

アメリカから毎日情報発信されている

パワフルな日本の女の子がいるな〜と

注目していて念が届いたお方です。

褒め言葉になっているかわかりませんが

戎様のような福々しい笑顔!

定期的に拝みたくなる開運女子です。

ぜひ皆さんもこの記事で

開運パワーを浴びてください。

 

 

9月7日(木)

昨日送ったインタビュー原稿の校正で

ポートレイトが修正されすぎて

自分の風貌が馬鹿にされたようだ、と

ご連絡を頂いてしまった。

SNSにも書き込んでいらっしゃったので

本当に傷つき、怒っているのだろう。

大事にされているご自分の特性を

否定された気持ちになったのだろう。

お詫びをし、

修正前の画像に差し替えてもらったが

人の気持ちを

踏みにじってしまったことは取り戻せない。

 

同じフォトグラファーさんでも、

「私じゃないみたい、きれい、うれしい」

と喜んでくださる方もいらっしゃるので

おそらくそのあたりの反応を基準に

調整作業をされているのだと思う。

 

 

今回はたまたま写真だったが、

原稿でもそう感じる方はいるだろう。

私は聞いたとおりに

一字一句原稿にはしていない。

私が書いているのは

報道記事でも、裁判の調書でもない。

その方が「その場でもし思いついていたら

こう言いたかったはず」と思われる

表現が見つかれば置き換えたりするし、

「こう言い換えたほうが読者の方に

この方の真意が伝わるはず」と思えば

やはり置き換えることもある。

 

インタビューのときは緊張していたり

過度なサービス精神が湧いたり

その人の人生のネガティブサイドを

お聞かせいただくこともあるから、

警戒心が働いていらっしゃる方もいる。

急に想定外のことを聞かれて

沈黙を避けて言葉を重ねる方もいる。

「話下手なので適当にうまく書いて」

という方だっている。

その時に発した言葉は、いつも必ずしも

その人の真意とは限らないのだ。

 

だけど誰もがそういうわけじゃない。

私が別の言葉に置き換えることは、

その方が大切に選んだ言葉を

ないがしろにしていること、かもしれない。

身に合わない服を着せられたような

居心地の悪さを感じる人もいるだろう。

誰もがドレスアップをしたいわけじゃない。

もっともっと、

その人自身が使った言葉を

その人自身が使った順番で

その人自身が使った速さで

伝える必要があるかもしれない。

つたなくても、意味が違っても、

回りくどくても、その言葉は、

その人の人生全部の中で身につけた

その人のかけらなのだから。

大切な思いを預かっているのだから。

 

とても、考えさせられた朝だった。

 

 

午後はお世話になっている

ドクターのもとへインタビューに行き、

「吉野さん肝斑出てますよ」と

診察して処方してくださり、

お仕事相手の方からは

「私アイメイクしないから、よかったら」と

アイメイクリムーバーをいただいた。

みんな私の目元が気になるようだ!

 

目は口ほどにものを言うのか?

饒舌に言葉を重ねる私は

言葉を抑制する必要があるのかもしれない。

語りすぎてはいけない。

語り手の言葉を奪ってはいけない。