季節柄のあるお知らせから先に。。。

現在配布中のARSOAの

季刊会報誌ArsoaAi秋号。

この秋冬のメイクやファッションの

トレンドもご紹介しています。

デジタルでもご覧いただけるので

よろしければこちらからチェックを。

https://www.arsoa.co.jp/assets/pdf/arsoaai/vol136.pdf

 

 

9月6日(水)

娘に「ママ、地味だね」と言われる朝。

今日は大学の教授陣の勉強会に

モグリで参加するため、

ライトグレーのパリッとした

オールインワンを選んだのだ。

エナメルのベルトもしているのに。

「大学の勉強会に行くから

真面目そうな服にしたんだけど」

と言い訳すると、

「ママ全然真面目そうに見えないよ。

アメリカの掃除する人みたい」と言われた。

アメリカの掃除する人!? 

分かる気がする(笑)。かく言う娘は、

元々のコーデはシンプルだったのに

ランドセルや帽子やサブバッグや

クーラーネックやなんだかんだで

色彩過多な人になっていた。

 

朝は新宿のホテルへ、

中国からのゴージャスな化粧品の発表会に。

日本はいろんなものがどんどん

シンプルになっていくので、

イベントの装飾も商品も、

わ~中国!という気分。

プレスキットの中には

立派なメイクボックスまで!!

テイストの好みはともかくとして、

なんだかこういうエネルギーは

最近日本で見ないので、

パワフルだな〜と頼もしい。

 

 

終わってそのまま金沢八景へ。

毎年お世話になっている大学の

教授陣のシンポジウムに。

先日学長にインタビューしたのだが

その話を補完するのに役立つから、

と席を作ってくださったのだ。

 

大学が現代社会に果たす役割、

学生の学びが現代社会に果たす役割、

それをどういう形で提供し、

どういう形で発信すれば

最も効果的に社会貢献できるのか

現場の事例をケーススタディに考察していく。

履修要項の作り方ひとつでも

学生の学びの姿勢を変えることができる。

 

私は別の大学だが日本文学科で、

教授たちは飴色の校舎の小さな研究室で

静かに千年前の文学を紐解いたりしていて、

大学とは、教授とは

そういうものだと思っていた。

 

卒業式の謝恩会の際に教授が門出の言葉として

「私達はここに残りますが

皆さんは明日から社会に羽ばたきます」

と語っていたのを聞いて、

そうか、教授たちは大人だけど

社会に出ていない人なんだ、

とちょっと驚いた記憶がある。

 

 

ベビーブーム世代の私が

大学に入学してから30年以上経ち

少子化も進んで、どの大学も、

そのあり方も激変しているのだろう。

 

それにしてもあのときだって

もっと主体的に学ぶことはできたはずだ。

大学のお仕事をするたびに毎年

あのとき、もっと学んでおけば、と思うけれど

この後悔の思いが原動力になって

今も頑張れているんだ、とも

毎年思うのだが、はて私は、

去年より成長できているだろうか。

主体的に行動し、

社会に貢献できているだろうか。

 

反省だけならサルでもできる。らしい。

仕組みを変えていかなくては。

自分の中にもっと日々確実に

成長できる仕組みを作らなくては。