引き続き2月末発売のご紹介を。ELLE4月号。

今月も連載

「ELLEActive for SDGs」を担当。

今月お話をお聞きしたのは、

女性落語家として初の

笑点レギュラー大喜利に出演した真打ち、

蝶花楼桃花さん。

 

落語の世界というと「え、女性もやるの?」と

思われる方も多いかもしれませんが

3月3日には桃花さん率いる「桃組」として

30名以上の女性だけで寄席を開演!

落語界の女性パワーにもぜひ注目を。

 

 

3月3日(金)

雛まつり。

とは言え平日だしバトンの日だし、

あまり何もできない予定。

仕事帰りに駅前の和菓子店で、

桜餅とひなあられを買って帰る。

 

 

バトンクラブで、ほぼ同時に入会した

新2年生になる4人の親の中から

誰かが幼児〜低学年のリーダーに

ならなくてはならなくなった。

 

その場で4人でLINEあみだくじをし、

Aちゃんのママに決まったのだが

そこからの行動が見事。

 

業務範囲を先輩に聞き、

業務のひとつの出欠確認がこれまで

グループLINEのノートに

各々欠席日を書き込み、

それをグループリーダーがまとめて

全体リーダーに上げていたのだが

「あれわかりにくくない?」と

改革に乗り出した。

LINEにスケジュール調整機能が

あることを見つけ、

これにマルバツつけてもらったほうが

いいのでは、と。

先輩たちは何やら大事そうな

ミーティングをしていたのだが

その輪に乗り込んで(?)交渉。

すると「良いアプリがないかと思っていた

ところだった」と歓迎され即採用された。

ここまで、あみだくじからものの5分。

 

リーダーになるべき人がなったねと

フリーランスの私とMちゃんママは感服。

フリーランスチームは組織を改革するという

貢献力に欠けるよね、と話す。

所属している社会や組織で

思いに合わないところがあっても我々は

我慢するか抜けるかの二択をしてしまうのだ。

 

大学のときに教授に

「他人と過去は変えられない」

という言葉をもらって、それは

「だから自分と未来を変えればいい」

という言葉だったのだが

私はその「自分」を狭く捉えすぎている。

「自分が所属する組織や社会」も、

自分だと捉えなくてはいけないのに。

国だって地球だって銀河系だって、自分だ。

 

この間何かで読んだ言葉に、

「相手は変えられなくても、

相手との関係性は変えられる」

という言葉があって、

私はこの言葉にもとても胸を打たれた。

例えば自分がいじめられっ子だとか

DVやパワハラ、セクハラを受けているとして

相手を変えようと思うと袋小路にはまるけれど

「相手との関係性」というものには

自分が含まれる。だから変えられる。

自分が属するカップル、グループ、ファミリー

みんな「自分」の一部なのだ。

 

依存ではなくて責任としての

所属意識は大切だ。そんなことを思った。

 

 

引き続き体育館にて、

バトン友達の妹さんがママに

折り紙で何か折ってと頼み、

待っている間に別のママの膝に

乗りに行っていた。自由だなあ。

うちの娘にそんな時期はまるでなかった。

家族以外の人の膝に自ら乗るなんてこと。

彼女は、わきまえすぎているかも知れない。

 

この間、駅のホームで小さな女の子がママに

「今日は3に乗る」と隣のホームを指差した。

「うーん、それだとお家に帰れないから」と

お母さんがなだめていたけれど、そんなふうに

乗る電車を勝手に変えたりも娘はしなかった。

個性なのかなあ。

私は彼女を抑圧してしまったんじゃないかと

時々不安になる。

 

私が娘ぐらいの年のときには

母親から毎日「生意気だ」「可愛げがない」

「口答えするな」と言い続けられていた。

よほど生意気な子だったんだろう。

うちの娘も口答えすることはあるけれど

大抵はむしろ笑ってしまうほど

可愛らしいものだ。

おそらくお友達と

言い争ったりもしたことはなさそう。

余計なことを言わない賢さがあるのか、

言いたいことを言語化できないのか。

そのあたりはわからないけれど。

 

 

帰宅後、立ちブリッジの練習をしていて

ついにひとりでできるようになった。

バトンクラブで、2年生以上は

みんなできるので

きっとちょっと焦り始めていたのだ。

私にできないことが

どんどんできるようになる。

 

私とも、よその子とも違う、

彼女ならではの人生を歩んでいく。