連載担当しております、

Jurliqueの2月のコラムがアップされました。

今月のテーマは「クリーム」。

私はもともと肌にいろいろ

載せるのが好きなタイプ。

よくお寺の常香炉で

「頭が良くなるように」と線香の煙を

頭に向けてかき寄せたり、

「赤ちゃんが無事生まれますように」と

お腹に向けて浴びたりしますよね。

私のスキンケアも少しアレに近い。

祈りです笑。

シワがとれますように、とか

毛穴が消えますように、とか

祈りながら有難がって塗っている感じ。

 

ちょうど昨日、

ある化粧品ブランドの方とお話していて、

私にとって

メイク落とし・洗顔・化粧水・乳液までは

自分とのフィット感、

色、香り、ボトル、テクスチャー、伸び感、

使用手順なども含めて

私のために作られていると感じられるか。

私のことをよく知っていて、

私のことを本当に思ってくれているか、

という点にとても敏感になる。

シンデレラのガラスの靴のように、

ピッタリ合うと、それは運命。

一方美容液は、機能性重視。

そこまでパーソナルなつながりがなくても

私の課題にスペシャリストとして

解決しようとしてくれているかどうかが大事。

マッドサイエンティスト的でもいい。

そして、クリームはその中間かな、と思います。

中間というか、両方重要とも言えるのですが。

 

なんにせよ、

息の合う、頼もしい化粧品と出会うことは

大切な友人がひとり増えるようなもの。

皆さま是非素敵な出会いをどうぞ。

 

 

2月1日(水)

今日は娘の7歳の誕生日。

7年前の今日。予定日は2月5日だったけれど、

2月4日までに生まれないと

4月1日からの保育園に入れない、と

そのことで頭がいっぱい。

ちょうどこの2週間後に

「保育園落ちた日本死ね!!」のSNSが

話題になった、保育園難民最大の年だった。

4月1日を逃すともうチャンスが見えない。

保育園がないと仕事を受けられず、

仕事を受けられないと保育園に入れない、

というフリーランスの私は、

永遠の無職との綱渡りだった。

「4日までに生まれてきて!」と

お腹の中の彼女に無理なお願いをしていた。

 

そんな1月31日、日曜の朝、

違和感を感じてタクシーで病院に行き、

もう破水していますよと言われ、

陣痛促進剤を使いつつ、陣痛の合間に

28日発売号の原稿をガンガン書き、

入稿を終えた月曜の夜に生まれた娘。

芸術は爆発だーと叫びながら?

最初っから、なんて親孝行なの。

 

細かいことはよく覚えていないけれど、

新生児は話に聞くような素敵な存在ではなく、

泣くしかしない娘に

頭がおかしくなりそうだった。

でも本当に、もう忘れてしまった。

今思うのはいいことばかり。

太陽の眩しさとか、食事ができる奇跡とか、

起き上がって見える景色とか、

世の中に丸いものがどれだけあるかとか、

犬と猫の違いとか、

人生のさまざまなことを見せてくれた。

がむしゃらに走っていくだけかと思っていた

私の人生を、色彩豊かにしてくれた人。

暮らしを見直すきっかけもくれた人。

いつも率直で陽気で愛情深く、

私に足りないものを全部もっている人。

 

義母からメッセージが届いた。

「私が一番ご褒美をあげたいのは、

 ユリ子さんです。

 毎日大変でしょうが、頑張ってください。

 『実り』は有りますよ!」

いつも私を気遣ってくれる義母。

でも最後のひと言は、

ああ、お義母さんも二人の子を育てて

大変だったけど幸せだったんだな、と感じられ

また義姉も夫も、愛されていること、

ふたりが義母の人生の意味を支えたことを感じ、

とても嬉しくなった。

 

今日は早く帰る約束をしていたので

仕事を早く切り上げ、

ケーキをピックアップして帰宅。

パパと合流して

娘の大好きなピザ屋さんへ行き、

ハッピバースデイを歌い、

じぃじやねぇちゃんと電話をし。

 

じぃじからは絵本が届いた。

 

パパママからは、

最近娘が縫い物にハマっていて、

編み物もしたいと言うので、

裁縫箱セットに毛糸やかぎ針を添えて。

毛糸とかぎ針は

神泉のamimonoSPINというお店で

6、7歳の初心者が楽しめるものを

アドバイスしてもらった。

予約すれば編み物も教えてくれるという。

明日一緒にマフラーを編もう、といいながら

とりあえず2色の毛糸であやとりを作って

いろいろ披露してくれた。

 

素敵な1年になりますように。