10月31日(月)

今日はとある表参道の美容サロンへ。

私が美容も携わるライターということは

接客担当の方にも伝わっているのだが、

マニュアルがあるからか、それとも

美容ライターとあまり接したことがないのか

かなり入り口のところからお話をしてくださる。

「ターンオーバーって聞いたことがありますか?」

「化粧水が肌のどこまで浸透しているか

知っていますか?」

 

「市販の化粧品には界面活性剤が入っていますが

サロンコスメにはそういったものが

一切入っていないんです」

最初に今使っている化粧品を書かされたが、

そこに界面活性剤使用のものはないはずだが…。

私のようなセミプロ?プロ?でなくとも、

表参道の真ん中のサロンに通う程度には

美容意識のある人のうちで

その大胆な分類に納得する消費者、

どのくらいいるのだろう?

 

洗顔の仕方も丁寧に教えてくれた。

「サロンでは普段のお手入れも

ご指導しています。万が一災害などで

こちらにいらっしゃれなくなっても

今のお肌状態が保てるように…」

スキンケアの知識も努力もゼロだが

サロンに通う美意識と経済力はある人、

という設定なのかしら。

 

別にこんなふうに大袈裟に

取り沙汰する話でもないのだが、

顧客を見ることの大切さを改めて思う。

誰にどの情報をどんなふうに届けるかで、

製品や技術への信頼度さえ180度変わってしまう。

仮にそれが正しい情報であったとしても

相手の心や行動を動かすかどうかに

大きく影響してしまう。

 

でもこれってよくある話。

営業、コンサルティング、講師や指導者

みたいな、導き役にあるとき

ハマりがちかもしれない。


独自性を打ち出そうとしすぎたり

経験や信念に自信を持ちすぎたりすると

それが無意識の押し付けや奢りになり、

人によってはバカにされたとか、

これまでの自分を否定された気持ちになる。

別の見解をもっている立場から見れば

騙くらかされたと思う人もいるだろう。

相手を良き方向へ導きたいと感じた時点でもう

自らを戒めたほうがよさそうだ。

 

ああそうだ。「親」職もそうだった。

私が一番気をつけなきゃいけない

クライアントかもしれない。

今、目の前の相手の心を見ることの大切さ。

改めて思う。

 

 

そんな娘は5日ぶりに学校に行き、

お友達には

「ハロウィン何着た?ママは?パパは?」

と詰められて、何もしていなかったので

小さく嘘をついて凹み、

休んでいた間に溜まっていた宿題の山では

ササッとこなしたつもりがちょいちょい間違い、

「なんでボクはいっつも間違うの!」と泣き出し、

「みんな最初は間違うんだよ、そのあと

チャレンジするか諦めるかの違いだよ」

というと、泣きながら「諦める!」といい、

それでもいい子に早々にお風呂に入って

あっという間に熟睡した。疲れたんだろうな。

 

 

 ところで今週から、

懸案の「夕食献立」に救世主を見つけた。

レタスクラブの付録、1ヶ月献立カレンダー!

30分で全料理完成、

少ない調理器具でできる、

旬の食材、普通にある調味料でできる

など実に工夫されている。

週頭と週中の買い物リストもあり、

数品の献立の段取りまで書いてある。

家族の嗜好や腹具合などもあるので

そのままというわけには行かないが、

かなり献立づくりから開放されそうだ。

 

実際に作ってみると

どの料理も調味料の数が恐るべき少なさ。

これでいいのか!と目からウロコ。

私は今まで背伸びしていたのかもしれない!!

 

 

さらにグリーンスプーンも届いた。

ヘルシーな冷凍スープ。

これさえあれば急に食事が求められたときも、

妙なレトルトを提供せずに済む。

 

運動でも勉強でも仕事でもそうだが、

頑張りが足りない、と感じるとき、

アプローチが間違っていることは多々ある。

いろんなことを、試したりやめたりしながら

いつか目の前の霧がぱっと晴れるんじゃないか、と

白馬の王子様を夢見て、

試行錯誤の道を歩き続ける。