発売中のELLE JAPONで取材しました、
ウクライナ避難民の方のために活動するおふたり。
それぞれのあり方で、支援活動をしています。
先頭に立たなくてもいい、熱くなくてもいい、
時間を割かなくてもいい、
お金をかけなくてもいい、
とにかく無関心にならずに、
他人事と思わずに、気持ちを傾けること、
それさえあればちゃんと
繋がっていくんじゃないかなと
そんなふうに感じました。
6月19日(日)
娘にとって長い盛りだくさんな週末の
後半戦の日曜日。
朝8時からの体操教室は、昨日の失敗にもめげず、
今日もひとりで電車で行くという。
帰りはそのまま英語教室への移動で、
乗り間違えている余裕がないのでお迎えに。
跳び箱の試験で、級が上がったバッチを貰った。
「ナントカ飛びは自信がなかったから
次のときに受けることにした」と言う。
今月いっぱいでやめてしまうけれど。
そして英語教室へ。
母が待機するファミレスで、
娘は漢検の勉強を始めている!
午後の試験に、ようやく焦りを感じたよう。
体操と英語と漢字がごちゃまぜになりそう。
英語の教室にもひとりで行く。
Anemoneクラスが今日どの部屋なのか
壁に貼られたスケジュール表から探して
入室しなくてはいけないのに。えらいなあ。
いつもは母の待機場所までひとりで戻りたがるが、
今日は漢検に飛んで行かねばならないので、
授業の終わり時間を見計らってお迎えに。
電車3つ乗り継いで1時間近くかけて平和島まで。
モノレールの中はもう漢検受験生ばかり。
前の席の男の子も、後ろの席のお姉さんも。
娘もテキストを取り出して
まさかの今から書き取りに取り組み始める。
私も受けるのだが、
まあ私はまるで合格など期待できない。
一応テキストを買って少し勉強してみたものの
漢字どころかひらがなでも初耳の単語ばかり。
娘の勉強の伴走と、その都度わずかでも
新しい知識がつき、記憶力の鍛錬になればという
ボケ防止みたいな取り組み加減である。
試験開始時間すれすれに着いて、
広い展示会場にズラッと並んだ長テーブルに。
幼稚園や小学校の受験経験のない娘、
あんなシチュエーション自体、初だが、
なんと偶然にも隣の席は
同じ小学校で学童でも一緒の2年生の女の子。
だいぶ気が楽になったはず。
40〜50分の受験時間だが、
ビルの1Fの行列しているカフェ以外
時間を潰せる場所もなく、
親たちはみんな朦朧と待つ。
試験が終わって、
出てきた娘の顔は存外に晴れやか。
「できたかどうかわからないけど、
時間がこんなに短いってことも、
だから、わからない問題はどんどん飛ばして
やったほうがいいってことももうわかったから、
もし落ちても次は大丈夫。
もし受かったら次は9級だね」と娘。
問題の意味も答えを書く場所もわからず
針の筵で1時間弱を耐えていかねないと思ったが
親が思うより子は成長しているのかも。
漢字を嫌いになったりしなくてよかった。
帰り道では「これでゲーム解禁だね」
なんて話している親子も。
そのくらい真剣に取り組むと
やりがいも達成感もあるのだろうなあー。
さて、母の試験まで3時間ほどある。
が、近隣には一切飲食店がない。
15分ほど歩いたところに平和島公園があって
体操教室と英語教室のスクールバッグと
自分と娘の参考書やPCの入ったバッグを抱え
昨日肉離れした脚を引きずっている母には
やや過酷ではあったものの、
とにかくそこに行くしかないので移動。
公園の果てにコンビニがあったので
娘と荷物を下ろして買い出しに行き
ピクニックスタイルでランチ終了。
試験の終わった娘は元気いっぱいだが、
母は脚も痛いし勉強もしたいので遊びは辞退。
娘はメモと鉛筆を持ち、スケッチに出掛けた。
母の試験中もここで遊んでいたいと言う。
知らない公園に長時間娘を置いていくのも
往復30分また歩くのも嫌だが、
あの会場の廊下で1時間娘を待たせるのも酷。
遊具エリアには親子連れもたくさんいたので
GPSと携帯を授けて別れることに。
荷物も預けていい?と聞いたら、
そこの木に掛けておくと言うので
それでは心配事が増えるだけだと思い、
母はやむなくまた
たくさんのバッグを背負って移動。
試験は想定通り、全然わからないけれど
とにかく強引に解答用紙を埋めて娘のもとへ。
携帯に電話をしても留守電になる。
ああ、サイレントモードにしたままだ!
でもGPSでは公園内にいる。
GPSの示す場所に行くと、
パパさんが見守る小さな男の子二人と
虫取りをして遊んでいる。ひと安心。
すごく仲良くなったみたいで、
さあ帰ろうと言っても、弟くんが、
「お姉ちゃんとブランコに乗る」と聞かず、
もう少しだけ遊んでから惜しまれつつ別れる。
お友達もできてよかったね。
さてさて、もうひと仕事。今日は父の日。
「パパの好きなものって何?ビール?梨央?」
と言っている。
結局お花を買うことになったが
近所のお花屋さんを検索すると
軒並み5時6時で閉店するという。
何たるアーユルヴェーダ的な営業時間設定!
7時までやっているらしい、
駅から10分ほど歩いた先の花屋さんまで
トボトボ歩いて行くも、
営業時間が変わったのか、こちらもすでに閉店。
とりあえず人気のパン屋さんで
パパが嫌いじゃなさそうな焼き菓子を買う。
家の近くのお花屋さんも6時で閉まることは
知っていたけれど、前回母の日に
無理やり売ってもらった経験のある娘は
「またチャレンジしてみよう」と言う。
案の定、閉店後で外の植木の片付けをしていたが
「もう閉まってますよね・・・」と
恐る恐る尋ねたら、
「できているブーケなら」と売ってくださった。
感謝感謝。
父の日の行事もかろうじて終えて、
ながーいながーい一日が終わった。
また一回り大きくなったことであろうよ。



