3月13日(土)

保育園の卒園式の日だけれど、雨。

年長組さん、大変そう。

 

我が家は久しぶりにプールの日。

雨、ちょっと小ぶりになったので

いつも通り自転車で。

娘をおろしてからカフェへ。

ほんの少し、原稿も進む。

 

ところが帰りは土砂降り。

雷もゴロゴロ。

LLBeanのかなりタフな

レインコートを着ていたのに、

腰の折れ目のジッパーの隙間から

雨が打ちつけて、

ジーンズもショーツも通過して

足もお尻もびちゃびちゃ。

風に煽られないように、

タイヤを水に取られないように、

フードをかぶっているので視界も狭い。

雨の音で聴覚も弱い。

緊張しながら走っていたら

家に着いた頃にはぐったり。

 

土砂降りの中で自転車に乗っていると

いつも、初めてのアイアンマンの

バイクコースを思い出す。

 

洞爺湖を回る最後の下りカーブ。

ジャージャー土砂降りの雨。

制限時間ギリギリだった私の頃には

対向車線の交通規制は解除になっていた。

下り坂でブレーキをかけていたらもう

関門に間に合わない。

ノーブレーキの前傾姿勢で

滑り降りるしかない時間。

万が一対向車線から来たトラックが

外に膨らんできたら、死ぬ。

でも滑り降りるしかなかった。

あの時の異常な緊張とアドレナリン。

あんな走り方は

2度としてはいけないと思う。

でも、結果的に無事故で完走できたから

言えることだと思うけれど、

あの時の1度だけはあれでよかった。

 

 

そんな雨の走行、

今日はアドレナリンも出ていないし、

娘を乗せていたせいか、ぐったり。

遅いランチを作ってみんなに出したら、体力終了。

自分は食べずにソファに気絶。

 

青果日和の野菜が届いたので、

娘と一緒にごぼうチップスを作る。

その間に大豆炒めも。

じわじわとパワー回復。

 

 

夕方、娘がパズルを始めたのだが、

ピースが4つない、といって

いろんなパズルを広げている。

「そもそもこの中にないの!」

「どうやらこっちの袋に入ってるみたい」

「とにかく最後までやってみればわかるはず」

そもそも、どうやら、とにかく、なんて

なくても意味は変わらない言葉だ。

どういう意味かを教えるのも

とても難しい言葉だし、

多分私も先生も教えていないと思う。

ここにこの言葉を入れると、

自分の思いがより的確に伝わる、ということを

体で覚えていったんだなあ、と神々しく思う。

幼児の神秘。

 

パズルが見つからないのは

物が多すぎて片付けができていないせい。と、

娘とおもちゃの片付けをする。

「誰にもらったとか考えなくていいから

来月年長さんになる梨央にとって

これから先も必要かどうか、

持っていた方が素敵かどうかで決めて」。

義理堅い娘は、全ての持ち物を

いつ誰にもらったか明確に覚えている。

むしろそれが「何」であるかよりも

「いつ誰がくれたものか」のほうを

大事にしているのじゃないかと思うくらい。

しかし、娘の持ち物は、全てプレゼントだ。

常にその誰かへの義理立てをしていたら、

永遠に家に物が堆積する。

お友達にもらったお手紙とか、

知らないおばちゃんがゆきずりにくれた

キーホルダーとか、念が堆積している。

 

注文していた絵本も届いた。

前から欲しいと言っていたピノキオと、

娘が今ハマっている回文。

しかしこの回文の著者はかなり年配か?

さいくんめんくいさ、なんて。

今時「細君」も「面食い」も使う人は稀だ!

 

とにかく。

今日も娘の成長に寄り添った1日であった。